サッカーでよく言われるコンディションとは一体なんなのか

1ヶ月続いた熱戦、ロシアW杯ももう明日の決勝で終わってしまう。とても名残惜しいが、明日のフランス対クロアチアは楽しみだ。

そのクロアチアは決勝トーナメントに進出してから3戦全て延長戦を戦っている。30分の延長戦が3回なので90分。つまりもう1試合分多く戦っているということになる。

 

このクロアチアをキャプテンのモドリッチとともに引っ張っているラキティッチの驚きのニュースが入ってきた。

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なんとラキティッチイングランド戦の前日に39度の熱があったらしい。疲労が溜まっている上に発熱、というか疲労で体が弱っているから発熱なのか、どちらにしろ満身創痍で臨んだイングランド戦だったのだ。

確かに、イングランド戦のラキティッチの動きは悪かった。その前のロシア戦もそれほど良くなかったような記憶がある。

 

僕はバルサが好きでバルサ所属のラキティッチはもちろん好きな選手なので応援している。が、ちょっとパフォーマンスが低いラキティッチを見て残念な気持ちだった。

簡単に言ってしまえばラキティッチは「コンディションが悪そう」だった。まあクロアチアは連戦の疲れでそもそもコンディションの良さそうな選手はいなかった。その上イングランド戦は先制されたのでもう終わったなと思った。(それをひっくり返したから最高だった)

コンディションというのは不思議なもので、同じ選手でもコンディションの良し悪しで全然プレーの質が変わってしまうものだ。

 

僕もいつしか知ったように「あの選手はコンディションがなー」とかいう風にしてこの言葉を使うようになっていた。中学の時にハマっていたウイイレから使い始めたかもしれない。あのゲームは赤黄色青の顔文字でコンディションを表していた。

サッカーにおいてよく使う言葉、コンディション。意味は「調子」である。

調子だとすると、調子が良い悪いと言われてもあまり納得できなかったりする。プロだったらしっかり調子を合わせて来いよと思う気持ちもどこかにある。

ただ、人間だからそれは難しい。その調子の波があるからこそ、信じられないスーパープレイがあるし、調子があるからこそ、そのスーパープレイはずっとは続かない。だからからそのプレイは輝くし、それがドラマを生むのだ。

同じクラブを週一で長いシーズン見ていると、このコンディションの波が見て取れて興味深い。徐々にコンディションが上がってきてとてつもない仕事をしたり、コンディションが悪くてもすごいゴールを決めて一気にコンディションが上がったりする。

 

コンディションというものをもう少し掘り下げて考えてみると、悪い状態というのは怪我未満で筋肉疲労している状態なのだと思う。

筋肉が疲労して休息が必要だが、怪我で出れない程ではないので試合には出る。けれども筋肉は疲れているので一歩が少し遅れたり体が疲れやすかったりするんじゃないだろうか。

それが側からは「なんかあの選手体が重そうだな」という風に見え、すなわちそれがコンディションが悪い状態ということだ。

筋肉疲労で思うように体が動かずストレスがたまり気持ちが折れてコンディションが下がっていくこともあるだろうし、疲労していても試合の展開が良いと動けたりする。これは心と体との関係で成り立っているのだろう。

 

 

今、クロアチアは筋肉疲労が極限まできているんじゃないかと思う。これはもうどうしようもない。時間が解決するものだが、その時間はもうない。

このコンディションの悪さは精神力でカバーするしかない。キャプテンのモドリッチイングランド戦の前にイギリスメディアの「クロアチアは疲労困憊」という論調を知り逆にそれを力に変えた。

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そういう精神力をクロアチアは持っている。だから決勝まで勝ち上がってきている。明日はクロアチアにとって明らかに分が悪い決勝だけど、是非とも初優勝を掴んで欲しい。