満員電車とかいう高難易度で理性が試される空間

思わず笑ってしまったニュース。

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男は「右手の甲が(女子生徒の)おしりに当たり、うれしいなと思ってそのままにしていた」と供述しているという。

いい歳こいたおじさんの供述で「うれしいな」という言葉が飛び出しているのが素直すぎて笑ってしまった。

タイトルからするとこの痴漢行為は、故意ではなく満員電車の不可抗力で触れてしまったもので、ラッキーだと思ったからそのままにしていたら捕まった、というニュースだと思った。

しかしニュースを読んでみたら違った。痴漢された女子高生によると4月から触られているとのこと。犯人の供述ではなんか不可抗力で、たまたまこの日だけのような印象を受けたけど違う。この男は痴漢常習犯だ。

 

しかしこの供述の通り、最初は不可抗力で触ってしまって、その味をしめておじさんは痴漢になっていった可能性もなくはないよなあと思った。

 

そもそも満員電車という空間は、老若男女、他人同士が密着している極めて異常な空間だ。

痴漢の問題というのは、もちろん男性の理性の問題もあるけれど、それよりもまずこの密室密着空間というのに問題があると思う。

ぼくも男なので、街を歩いていると、肌が露出している若い女性には目がいってしまう。おっさんだらけの中に女性がいたらそりゃまず目がいってしまうし、女性の中でもより露出が多いとしたら、そこにまず目がいってしまう。自分の女性の趣味とか、そこは関係なく、思わず目がいってしまうのだ。

これは本能に備わっている部分だからしょうがない。ぼくたちは動物なのだ。腹は減るし眠くなるし繁殖したい。

この本能を理性で抑えることは簡単だ。気にしなければいいのだ。見なければいいだけである。

じゃあこれが満員電車でゼロ距離で対面したらどうだろう。触れてしまう距離感。街で見かけるよりも、より強い理性が必要になるだろう。

この電車の環境が痴漢を生み出しているんじゃないかと思う。

 

ぼくは田舎の車移動の人間だから満員電車には乗らないけど、知人の話を聞くとまあ大変だ。痴漢だと疑われないために常に万歳しているし、その際のカバンの置き所とかが重要になってくるらしい。色々とかなり気を使っているみたいだ。本当に大変そうである。

電車通勤しなくていいように会社の近くに引っ越すなりすればいいじゃんとも思うけど、所帯持ちになってくるとそんなに身軽にもいかない。

会社勤めの人間は、満員電車とかいう高難易度で理性が試される空間を乗り越えなければならないのだ。