ロシアW杯強化試合 スイス2-0日本。日本と世界との差が最も大きいポジションはGK

ロシアW杯に向けての強化試合、スイス対日本が昨日行われた。西野体制の2試合目、手慣れた4バックで挑んだ日本代表は、いいところなく0-2で敗れている。

 

日本と世界との差が最も大きいポジションはGK

この試合は攻撃の形も作れず、守備の連携も悪くいいところがあまりなかった。その中でも特によくなかった、世界との差を感じたのはゴールキーパーの実力だ。

ここ数年日本代表のゴールマウスを任されている川島は一応海外のリーグでプレーしている選手だが、世界レベルではないと思う。

後方のビルドアップに参加できる足技は持ち合わせていない。飛び出しのタイミングがはっきりしない。あの感じのディフェンダーとの連携ではきっとコーチングも良くないのだろう。

昨日でいうと手慣れた4バックで選手もずっと一緒にやっているディフェンスラインのはずだが、ガーナ戦と同じような連携ミスがあった。裏に中途半端なボールを蹴られると判断がはっきりしないのでそれがすぐに1点もののピンチになる。

ここ20年くらいで日本のフィールドプレイヤーは世界で通用する選手も出てきている。しかしゴールキーパーは出てきていない。日本と世界との差が最もあるのがゴールキーパーというポジションだなと昨日は強く感じた。

 

正しく負けた試合

正直スイスにはあまりメリットのない試合だっただろう。よく日本の相手をしてくれたなと思う。日本があまりに弱いのでスイスがチームカラーではないはずのポゼッションサッカーをしていた。

ガーナ戦ではフリーキックとPKの失点なので、流れの中から崩されていない!みたいなことを選手が言っていてゾッとしたが、今回は流れの中から崩されたし、足の速い個に弱いいつもの日本という感じでPKを取られていた。

スイスにはスーパープレイはなく、日本に運の良さもそれほどなく、普通になるべくして負けた試合、正しく結果が出て負けた試合だと思う。「サッカーはこういうこともあるんだよな」という理不尽さはなく、普通に内容が結果に出ていた。地力が素直に結果に反映された試合だった。

 

チャンスメイクなし

日本は4231でトップ下を置いたフォーメーション。トップ下には久しぶりに本田、交代して香川が入ったが二人ともいまいちだった。

本田の場合はやはりプレースピードが遅くもっさりして見える。そこへ周りも大迫、宇佐美と足元でもらいたがる選手ばかりで裏抜けが持ち足の選手がいなかったのでごねごねしている感じでチャンスメイクできていなかった。

香川は怪我明けということでまだまだ本調子でないのか、それともやはり日本代表では輝けないのか。香川らしい発想のあるヒールパスなどあったけど、コンディションのせいか精度がなかった。もっと長い時間トップ下で見たかった気もする。

このシステムだと後半大島に代わって入ってきた柴崎を最初からトップ下にして欲しいなと思った。というかガーナ戦でよかった大島柴崎を併用して欲しい。長谷部大島の前に柴崎でいいんじゃないだろうか。

 

日本は決定力不足だと言われているけれど、そもそも決定機を作れていないので問題は決定力不足ではなく、攻撃の形作りだ。

大迫に収めて周り裏抜けするとか、武藤1トップで裏抜けさせてバイタルを使うのか、なんかどうしたいのか狙いが見えてこなかった。攻撃の選手は前線のプレッシングで消耗して、いて欲しい時にトップ下の選手がいなかったり、そのフォローがいなかったりした。

相手のビルドアップを必死で追っている大迫と本田は4年前のコートジボワール戦を彷彿とさせた。大迫のコメントでも出ているが、あれだと体力が30分も持たないだろう。

 

おわり

ハリルホジッチ監督から西野監督になって「俺たちのサッカー」=ポゼッションサッカーをするというのはわかったけれど、これは今から作るには引き出しがなさすぎる気がする。とりあえずパスを回して、あとは全然の選手のひらめきに任せるという感じだ。

西野監督は練習ではあまり細かい指示はせず選手を自由にさせているらしいけれど、それで間に合うのだろうか。