一人一人は普通の人、でもその集合体は

水木しげる氏が書いたという「国家」の風刺画がグッと来た。

togetter.com

一人一人の国民は人間なんだが、その集合体はもう妖怪なんだな。

 

まあ僕には国家という大きなものはわからないけど、企業という意味ではとても共感した。一人一人は普通な気がするんだけど、それが組織になったとたんに怖くなる。さながら妖怪だ。

 

みんな企業という組織に属して、その企業が長く続くこと、繁栄していくことを望んで活動しているわけだけど、組織を維持するためということで嘘をついたり仲間を出し抜いたり足の引っ張り合いをしたりして組織の中の人間関係はぐちゃぐちゃになったりする。

どうしてこうなってしまうのか?。利害関係があるからだろう。利害関係があるからこそ、嫉妬、恨みつらみなどが蔓延している。利害関係抜きにして出会っていたらなら人として普通の関係を築けただろうに。

 

人は一人では生きていけないから組織というものを形成する。助け合って大きな利益を上げようとする。その過程で参加した人々の色々感情が入ってくる。「俺の方が貢献した」「俺のアイディアがなかったらこうならなかった」とかそういう主張が混じり合って、その思いと対価とのバランスが取れていないと感じるからストレスが溜まっていき、周りに当たり散らすようになる。

それなりの対価をもらっていたとしても人がついてこないと不満がたまるらしい。承認欲求のようなものが見なされないのだろう。

 

結局色々手詰まりで本来なら維持できないはずの組織を無理して維持しているところがあるから、様々なところで無理が出ていて不満がたまり人が変わっていくのだろう。

うちの会社は労働基準法に抵触している部分があるけれど「労基を全て守っているような会社はない」という謎の論理は割とよく聞くし、割と聞く国ということはそんな企業組織が形成している国なのだから国家は妖怪だということになる。