17歳の時にキングブラザーズに出会ったときのこと

さてネタがないので今日も今週のお題で書く。お題は「転機」。

転機というと人生の転機を思い浮かべる。僕にとっては割と明確に人生の転機があった。18歳高校生、ほとんどの人が受験勉強をしているときだ。

 

僕はそこまでは割とまじめな普通の人間として生きていた。頭はよくもなく悪くもなく、偏差値50くらいの普通の高校に入った。スポーツをし汗を流し学校の授業もまじめに聞いていた。その学校の95%が大学受験を考えているような高校で、僕もそうなるだろうなと漠然と考えていた。

それが17歳くらいで色々変わった。部活を辞めたり勉強についていけなくなったりアルバイトを始めたり他の高校の友人と遊んだり、そして音楽に傾倒した。

自然な流れで「ギターをやりたい!」と思い立ちギター購入。練習し始めるがすぐに断念。向いていないなと思った。でも何かやりたかった。多分エネルギーが有り余っていたんだと思う。

そんな時に中でキングブラザーズというロックバンドにハマった。キングブラザーズはベースレスの3ピースのガレージロックバンドだ。キングブラザースは歌詞というには程遠いような罵詈雑言のような腹からそのまま出てきたような言葉を歌に乗せたバンドだった。そのキングブラザーズの言葉と演奏の格好良さ、特にドラムの格好良さに僕はハマった。

というわけで今度はドラムを始めた。ドラムはギターのように向いていないとは思わなかった。向いている気もしなかったけれど、「やれるぞこれ」という気持ちになった。まあ叩けば音がなるし、リズム感があるないなんて始めた頃はわからない。そのおかげで続けることができた。

当時は渋谷まで出向いてキングブラザーズのライブを見に行った。これは衝撃だった。とにかく音がでかくてかっこいい。彼らは決まった歌詞を歌わず、ただただエネルギーを放出していた。そもそも始めてのライブハウスだったので色々衝撃だった。

 

高校三年生になって高校ではみんなが受験勉強をし始めた。美容師になるんだ、美容専門学校に行くんだと昔から言っていた友人も「大学くらい出ておかないとまずいよね」と言い始めて受験勉強をしていた。万引きとかしていた友人も公務員になるんだ、警察官になるんだと言って勉強し始めた。

僕は勉強などせず、ずっとドラムの練習をしていた。キングブラザーズの音楽は気持ちさえあればすぐにできるような音楽のような気がした。だから僕もバンドを組んでああいう音楽がやりたかった。

 

思えばあの頃、17〜18歳でキングブラザーズに出会ったのが僕の転機だ。そこから普通にレールに乗っていた人生から外れた。

転機があってよかったのか悪かったのかはよくわからない。レールから外れた先は楽しいことが多かったけれど、レールから外れなかった人生を知らないのでなんとも言えない。とは言えあの頃にあの頃のキングブラザーズに出会えてよかったと思っている。