映画『帝一の國』 分かりやすいストーリーと劇画タッチの空気感が面白い

今日書くブログのネタがないと思いつつテレビをつけたら『帝一の國』という映画がテレビで放送されていた。途中からだったし特に見るつもりはなったのだけど、これが面白くて最後まで見てしまった。

 

帝一の國』に関しては僕はうっすらと知っていた。数年前に「このマンガがすごい!」とかで話題になっていたので知っていたのだ。そこでちらっとあらすじを見て「お坊ちゃん学校の生徒会の政権争い」というような認識はあった。というわけで少し興味はあったのだ。

それでも途中からだったし、話の流れはすぐに見えたので、見なくてもいいかなあと思ってブログのネタを探していた。けれども途中から目を離せなくなってしまった。

最後まで見てしまった大きな理由はビジュアルがよかったからだ。最初はなんだよ男子校かよと思ったけど(どうせなら可愛い女の子を見たいというおっさんの発想)、劇画タッチの濃ゆいキャラクターたちの絵力から目を離せなくなっていた。

漫画はどうなのかわからないけれど、『帝一の國』の演技ではシリアスすぎて笑えるという空気感を作っていて、それがとても良かった。あと唯一出てくる女の子が可愛かった。エンディングのダンスが見れただけでも見る価値があった。しかし、あのダンスは途中でカットされていた。ああいうところだなダメなのは。フジテレビよ。

 

意外だったのはメインストーリーの生徒会長選に主人公が参謀役として参加していたこと。てっきり主人公の帝一が立候補しているのかと思ったが違った。主人公は参謀という立場で様々なテクニックを使い相手を出し抜き裏切る。多分実際の政局でも行われているようなことを高校生というフィルターを通してわかりやすく見せている感じだった。

で、これはストーリー的にはとてもわかりやすい。猪突猛進型の主人公が中盤以降(途中から見たからちょっとわからないけど)に相手型に寝返る。どちらかというとそちら側の方が正しい道を歩んでいる方だ。

というわけで、最後に人盛り上がりありながらも主人公側が当選して終了だなという感じ。その予想通りだったけれど、最後に1年後主人公が立候補する下りも駆け足でお送りされる。これが皮肉が効いていてとても良かったし、「ああこうくるのね」の先にもう一つ裏切りがあって、僕は予想外だったので楽しめた。

 

このような政争の話で、なんとなく正義っぽい方となんとなく悪っぽい方が戦って正義が勝つという話はごまんとあるだろうけど、最後のちょっと毒の効いた終わり方はなかなか見たことがないし新鮮だった。ああいうエンドだったからこそ漫画も話題になったし映画かもされたんだろう。

途中からだったけどすごく面白いストーリーだなと思った。漫画も読んでみよう。