バルサ39戦無敗のリーガ新記録も、動員が減ったカンプノウ

まさかのチャンピオンズリーグ敗退で意気消沈のバルセロナが今季絶好調でレアル・マドリードの上の3位につけるバレンシアをホームに迎えた。

バルセロナは敗戦を引きずっているのか、そもそも日程が厳しいというのがあるがちょっとゆるい感じの試合だった。とはいえ2-1での勝利。無敗記録を39まで延ばしリーガの新記録を樹立した。

 

リーガの価値は

バルセロナはリーガで今期一敗もしていない。大昔のレアル・ソシエダの記録を抜いて(引き分けだらけの無敗記録だったらしいが)39戦無敗である。

けれどもこの無敗記録がなんだか空虚に響く。これはチャンピオンズリーグのベスト4に入れなかったからだ。

この日先制点を挙げたルイス・スアレスがこんなコメントを残してる。動員が減ったカンプノウに対して

「CLで起こったことに鑑みれば、カンプ・ノウの観客が怒っていることは当たり前だと思う。チームも自分たちの不甲斐なさに怒りを感じていたしね。そのことは認めなければ。ただ、リーガで僕たちが成し遂げていることだって価値がある。今はまるで、リーグ優勝の価値など存在していないようだ」

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強豪クラブというのは取れるタイトルは全て狙っている。その中でもチャンピオンズリーグ、国内リーグ、国内カップ戦、この3つを三冠と呼び、強豪クラブはここを目指している。

とはいえそんなに簡単なものじゃない。三冠はめったにない。3兎を追うものはだいたい1兎が2兎に終わる。

バルセロナはまだ三冠を狙える段階でチャンピオンズリーグを戦っていた。その上で相手はチャンピオンズに照準を絞った相手がゴロゴロいる。これが結構辛い。選手をターンオーバーさせながらも、ベストメンバーを組んできて研究してくる相手とチャンピオンズで戦わないといけないのだ。

で、リーガに戻ると1週間バルサ対策をしてきたチームとの対戦。アウェイになると移動もある。疲れがたまる。

 

リーグ優勝よりもチャンピオンズ優勝の方が上という感覚はサッカーを見ている人なら誰もが持っていると思う。そりゃそうだ。欧州のクラブが集まる大会と国内のリーグ戦だ。規模が違う。

けれどもリーグ優勝や国内カップ戦の優勝の価値がないということにはならない。例えばベスト4進出を決め、前人未到のチャンピオンズ3連覇を狙うレアル・マドリードはリーグ戦は現在4位。もう優勝はないだろう。でカップ戦は早々に敗退している。

これは早い段階でチャンピオンズリーグに照準を絞ってきた結果とも言える。逆にいうと、早い段階でチャンピオンズに照準を絞るしかなかった前半戦の不振というのがある。リーガもカップ戦ももう狙えないからチャンピオンズにメンバーを絞ってきたのだ。

 

おわり

シーズンを通して安定して強いことと、一発勝負に勝てることは同じではない。安定した強さが求められるのが国内リーグ。一発勝負の集中力が求められるのがカップ戦やチャンピオンズだ。

その全てを獲るのは並大抵のことではない。難しいから価値があるし、見ていて面白い。