『〇〇しなさい』というような命令形のタイトルの本が増えているらしい

最近の本屋には、『1日3食をやめなさい』とか『小麦は今すぐやめなさい』などの「〇〇しなさい」という命令形のタイトルを模した本が増えてきているようだ。

togetter.com

 

本のタイトルというのは大事だ。タイトルでその本を手に取るか取らないかというのが決まったりする。内容はともかく買ってもらえればいいので多少盛っているタイトルもあるんじゃないかと思う。

キャッチーな部分だけを切り取ったネットニュースが横行して久しいから、出版社は本のタイトルも「多少の盛っているタイトルでも大丈夫」という風に考えているのではないかと思う。この辺の境界線がどんどん緩くなっているような気がする。

 

しかしうまくできているタイトルだなあとも思う。「やめなさい」がタバコや酒といった、言われなくてもわかるものではない。小麦、パン、牛乳、1日3食などの常識をやめなさいといっているのだ。

だから心の弱い僕なんかは「え?マジで?小麦ダメなの?」とか思ってつい手に取ってしまうわけだ。

もうちょっと前なら、「〇〇の理由は小麦にあった!?」とかいう感じのタイトルの本がよくあった気がする。けれどもそれが今や「〇〇しなさい」と命令形で断定的に言われているのでよりインパクトがある。「これは疑いようのない事実なのでこうしなさい」言われているように感じてしまう。

事実であるかのように言われていることを知らない自分やばいかも、という風に考えてしまう心の弱さに付け込まれる。

 

その先は『腸で考えなさい』とか『肺活しなさい』とか『体の毒を抜きなさい』とかもはや全く知らない聞いたこともないことを命令されている。

腸で考える、肺活、体の毒ってなんだよ、とそもそも意味がわからず引っかかる気持ちと、それを断定しているタイトルで2ステージ上の感じを出してきている。

心の弱い僕などは、「そもそも腸で考えるということを知らない、やばい、しかもそれを命令されている、やっていないとやばいんだ」みたいなことを考えてしまう。

 

こういう人の弱い心に付け込んだタイトルの本は良くないと思う。

こういう命令形のタイトルの本が少ないならわかるけど今やそんな本だらけのようなので、一括りに「命令形の本」として捉えられる。なんかこの並びを見ていると生きていくのが嫌になるというか肩身が狭いというかなんかこう不自由な世の中だなあと感じてしまう。