【トレインスポッティング2】学生時代に見たトレインスポッティングの思い出

映画『トレインスポッティング2』を見た。タイトルの通り、あの90年代の映画『トレインスポッティング』の続編である。僕は中学生だったろうか、思春期に見て強く影響を受けたオシャレ映画だ。

 

トレインスポッティングの思い出

学生時代に見たと言ってもリアルタイムではなかった。なんかかっこいいジャケットをツタヤで発見し、手にとってみたのが最初だ。いざ見てみると、知らないかっこいい洋楽とともにかっこいい俳優がかっこいいファッションでかっこいい人生を送っている。どハマりした。アーヴィン・ウェルシュの小説まで手を伸ばした記憶がある。

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うーん今見るとやっぱりちょっと古臭いな。でもスパッドのメガネと内股感だけはカッコいい

 

今思うとすごく中二病に刺さる映画だったのだと思う。自分は真面目に毎日朝起きて無遅刻無欠席でスポーツなどもして健全に学校へ通う中、もうちょっと歳をとればドラッグをやりながらグダグダと行き当たりばったりで生きる自由もあるのだと思った。何も知らないからこそ憧れがあった。奴らの爽快感と言ったらなかった。

何も知らない田舎の中学生にとっては、怖いもの見たさで飲む酒の先にあるドラッグなんかはどうしてもカッコ良く見えてしまうものだ。タバコを吸う所作がなとなくカッコよく見えてしまうように、自分で注射をする見たことのない光景はインパクトがあってカッコよく見えた。

 

ファッションはすぐに影響を受けた。ユアン・マクレガーのスリムパンツにコンバースオールスターのハイカットというスタイルに憧れた。あの裾と靴がつながっている感じ。思い返せばこのスタイルを知ったことによってその後僕は初期パンクを聴き始めたかもしれない。この映画か図書館で借りたThe Damnedかどちらが先だったかは覚えていないけど、パンクファッションや音楽にハマっていった。

オールスターはすぐに買った。スリムパンツはどうやらリーバイス606だということを突き止めたが当時は日本では売っていなかった。なのでGAPかなんかでスリムパンツを発見して購入。当時はストレッチ素材などという概念は区、サッカー脚でなので太ももがパツンパツンになり、しゃがんだりできないのにもかかわらず無理やり履いていた。あのスタイルへの強い憧れから、ウエストでサイズ調整するのではなくいかに裾とコンバースが一体となるかで選んだ。とてつもなくダサく、イタい少年だったと思う。

今やスキニーパンツなんて商品もでき、あの時代のスタイルでよりスタイリッシュになったものが一般化してユニクロでも売られるようになった。

あの時代にユニクロのスリムパンツがあったら僕はどうしていただろう。あの時売っていなかったからこそ血眼で探したしバイトもした。その過程でどんどんハマっていったような気もする。今のようにすぐに手に入っていたとしたらあれほどハマらなかったかもしれない。すぐに手に入るものに愛着は湧きにくい。

 

トレインスポッティング2

トレインスポッティング』は僕にとってはレントンとスパッドのおしゃれ感と青春を謳歌する若者たちの映画だった。『トレインスポッティング2』はそこから20年歳をとった彼らの世界を描いている。

さて、20年経ったら彼らはどうなったのか?

彼らに特別なことは起こっていなかった。20代をあのように無為に(中学生にはカッコよく見える)過ごすとこうなっちゃうよねというような現実が突きつけられている映画だった。

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ベロニカ役のアンジェラ・ネディヤルコーヴァは可愛かったけどちょっとルイス・スアレスに似てるんだよなあ

 

けれども彼らは行くところまで行ってしまっているので見ているのは楽しかった。人を騙して金を取るのは相変わらず。ドラッグもやっている。僕は英語はわからないけど相変わらず会話の中に「ファッキン」が多くて笑った。キレキレだ。観るならぜひ字幕版で見て欲しい。

 

1で金を持ち逃げされたベグビーが、2ではその怒りからラスボスのような扱いになっていで笑った。まるでホラー映画のような面白さだった。

僕にとっては1では全くおしゃれ感もなくいらないキャラだなと思っていたベグビーが主役のような映画だった。彼の「人が同じでも世の中が変わった」というセリフが心に残った。

トレインスポッティング2』は歳をとることについて考える映画だ。若い頃に1を見れてよかったと思う。そしておじさんになった今これを見れてよかったと思う。

 

 

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