東日本大震災から7年経った。

東日本大震災から今日で7年。遠い過去のようなはっきりと覚えているような、なんとも言えない時間がすぎた。

3月11日になるとほとんどの日本人が東日本大震災による津波の被害、原発の事故を思い出すだろう。けれども7年も経っていると、3月11日や地震がおきた日などしかあの大震災のことを考えることもなくなる。

一度思い出せばダーっとあの日から始まった記憶がよみがえるけれど、普段はそんなことはない。これが風化というものなのかもしれない。

 

今日のフジテレビ『僕らの時代』では東北出身者の糸井重里サンドウィッチマンの2人が鼎談していた。サンドウィッチマンの東北愛は本当にすごいものがある。7年前から続けている寄付はなんと4億円にものぼるのだそう。

糸井重里も「どうせ忘れられる」という東北地域の人への「自分は絶対に忘れない」という意思表示として会社を東北に立ち上げたらしい。

その一方で震災から7年経った今の彼らの防災意識が相反していて興味深かった。

サンドウィッチマン伊達は営業でホテルの泊まりなどになると無駄に水を買ってしまうのだそう。6本くらい買ってしまう時もあるのだとか。

糸井重里は何も対策はしていないとのこと。「風化ということだと思う」とはっきりと言っていた。人はある程度忘れることで生きていけると。この言葉には強く共感した。

忘れたくても忘れられない出来事でありながら、そこにとらわれ過ぎてしまっては生きて行くことはできない。風化って聞くとよくないイメージがあるけれども、実際にあることだし、そのおかげで助かっていることもある。

 

 

今日ツイッターを見ていて初めて知った3.11のエピソードがあった。

feely.jp

ある日カナダに流れ着いたバイクは3.11の津波で宮城から流れ着いたものだった。それを知ったハーレー社は修理して送りますと持ち主に連絡。持ち主は多くの人が大切なものを失ったのに自分だけが恩恵に預かるわけにはいかない、とハーレー社の申し出を断った。そして震災による痛みや悲しみを忘れないで欲しい思いから「ハーレーの博物館で展示して欲しい」と伝えた。

そのボロボロのハーレーは今もミルウォーキーにあるハーレーミュージアムの博物館に展示されているらしい。

 

東日本大震災から7年が経って、風化とは何か考える1日だった。