鬼門アノエタで逆転勝利。リーガ前半戦を無敗で終えたバルセロナ

みなさんはレアル・ソシエダというサッカークラブを知っているだろうか?

サッカー好きだったとしてもそれほど強いクラブというイメージのない=詳しくないクラブではないだろうか。チャンピオンズリーグには出場できるほどではなく、調子が良いシーズンはヨーロッパリーグに出られるかな?くらいの感じ。リーガエスパニョーラでは中堅に位置するクラブだ。(ファンの方がいらっしゃったらごめんなさい)

そんな中堅クラブのホーム、アノエタで世界最強軍団のバルセロナはなんと7年間勝てていない。ゆえに「アノエタは鬼門」と呼ばれている。

 

過去の戦績

ここでレアル・ソシエダが1部昇格してからのソシエダホームでのソシエダバルセロナの対戦成績を見てみよう。

2010/11 ソシエダ 2-1 バルセロナ
2011/12 ソシエダ 2-2 バルセロナ
2012/13 ソシエダ 3-2 バルセロナ
2013/14 ソシエダ 3-4 バルセロナ
2014/15 ソシエダ 1-0 バルセロナ
2015/16 ソシエダ 1-0 バルセロナ
2016/17 ソシエダ 1-1 バルセロナ

まさかの。鬼門アノエタというイメージはあったものの、こんなに勝てていないとは思わなかった。ちなみにこれはリーガでの戦績で、国王杯では勝てているし、リーガでもホームなら勝てている。

僕はちょうどビジャが加入してきたペップ時代の2010/11シーズンからバルセロナのリーガでの試合は全て見始めたので、この歴史と重なる。勝つイメージはなかったもののまさか未勝利だとは思わなかった。0勝5敗2引き分けだ。この間でチャンピオンズもリーガも国王杯もクラブW杯も制している、ずっと強いバルセロナなのに。

 

なぜバルサはアノエタで勝てないのか?

これは本当に謎である。なぜバルセロナはアノエタで勝てないのか。ソシエダがホームで滅法強いということだろうか。いや、違う。だとしたらもっとリーガの上位に食い込んでいるはずだ。

ソシエダバルサのことをめっちゃ嫌いなのだろうか。これはちょっとある気がする。昨日の試合でもソシエダのアウェイ感はものすごかった。ソシエダの選手たちもまるで何かの決勝戦のような戦い方だった。

 

僕が見てきたところで思っているのは、バルサのアノエタでの戦いはいつも日程が悪いということだ。

アノエタでのソシエダ戦はいつもタイミングが悪い印象がある。よくあるのがFIFA国際ウィーク明けでの試合。メッシをはじめ南米の選手が多いバルセロナはその移動距離もあってか、この過密日程の打撃を受ける。疲れが取れず動きが重い中で本調子の出ないアウェイ戦になるイメージ。

あとは今年のように年明けに来る印象もある。クリスマス休暇明けでチームがちょっと緩んだ時だったり、チャンピオンズリーグが再開されたり国王杯が始まったり日程がキツくなるにつれて1月2月で調子を崩すことが多いバルサの悪いタイミングで組まれていたりする。

他にはソシエダがそんなに強くないクラブであるということ。これが厄介だ。

ほぼ週2の試合でずっと戦い続けるには選手たちをローテーションする必要がある。ずっとレギュラーメンバーというわけにはいかない。コンディション不良になるし何より怪我をしてしまう。

だからこそ、対戦相手が上位クラブになると選手をレギュラーで固め、それ以外の試合では控えの選手も使うということをしなければならない。が、控えの選手を使うポイントを間違えるとそこでチームバランスが崩れて、下位のチームに強豪が負けてしまうということが起こりうる。

強いからこそチャンピオンズや国王杯で勝ち残ってるため過密日程の強豪クラブと、チャンピオンズは出れず国王杯も早々に敗退して週1試合で万全の対策を敷いて来ている下位クラブとの対戦、という構図がよくあり、番狂わせは起こりうるのだ。ソシエダバルサの関係はこの構図になりやすいイメージがある。それでいてソシエダはそんなに弱いクラブでもない。「上位には食い込まないけど時々頑張る」みたいな厄介なクラブなのだ。

だからこそシーズン通してサッカーをみると面白いのだが。

 

鬼門アノエタで逆転勝利。リーガ前半戦を無敗で終えたバルセロナ

さてさて、そんなバルサにとってゼロ勝の地アノエタで今朝試合があった。バルセロナは早々に先制され追加点を取られ一時2点のリードを許す。

今回は選手もケガ人の状態などを見ればまあまあバランスは悪くないメンバーを組めているしチームの調子もいい。不安要素はほどんとないのにも関わらず0-2。まじかよやっぱりアノエタなんかある、と思った。

しかし、それは前半だけだった。前半は鬼プレスで飛ばしまくったソシエダは後半は持たなかった。バルサの選手がドリブルで剥がせるようになり、徐々にゲームを支配していった。そうなってもなかなか点が入らない、ということもあったけど、今回は違かった。スアレスは絶好調だしメッシも好調だ。決定機はほとんど逃さず、終わって見れば4-2で勝利。ついにアノエタで勝利したのだ。

勝利の理由はやはり選手が皆好調だったことだと思う。前半にほとんど押し込まれて2点リードを許したもののワンチャンスでパウリーニョが前半のうちに1点返せた。後半、セルジ・ロベルトが右サイドからドリブル突破できるようになってメッシが空いた。スアレスが相手のミスを抜け目なく狙っていた。これらは普通の試合でもよくあることだが、この試合では全て得点に結びつけることができた。チャンスは少なかったがそこに決定力があった。チーム状態がよく選手も好調が故のことだ。

 

さてバルサは鬼門アノエタで逆転勝利、リーガの前半戦を無敗で折り返した。バルサが勝ち続けるとリーガは面白くなくなるなんて言われるけど、早いところ優勝を決めてしまってチャンピオンズリーグに照準を合わせられるようになればいいなあと思う。

 

バルサの2点目、4点目は必見!

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