村上春樹原作映画『ノルウェイの森』の記憶。外見で人を選ぶということ

ふと思い出した記憶がある。
映画『ノルウェイの森』の記憶だ。
村上春樹の大ヒット小説がトラン・アン・ユン監督、松山ケンイチ菊地凛子主演で2010年に公開された映画である。

僕は村上春樹の原作のノルウェイの森も学生の時に読んでいた。内向的だった(今でもそうだけど)自分の人格になんとなく影響を与えている作品だと思う。

だから映画かと聞いたときは嬉しかったし、見ようと思った。個人的なタイミングも良かった。そろそろ読み返して見ようかなと思っていたので、じゃあまずは映画で、という気分になったのだ。

けれども映画館には見に行かなかった。行こうかなと思っているうちに公開時期が過ぎてしまった感じだ。出不精なのでそんなことはよくある。
それでも、公開の1年後くらいにすぐにレンタルか何かで見たと思う。

けれども、最後まで全部見なかった。途中で離脱したのだ。その理由は本当にクズな理由であり思い出してみると自分に嫌気がさすのだけど、なぜか今日そのことを思い出したので書く。


僕が映画『ノルウェイの森』を最後まで見なかった理由は一言で言ってしまうと「菊地凛子が可愛くなかったから」だ。菊地凛子は物語のヒロインの直子役として出演していたのだが、全くもって僕の思っていた直子じゃなかったのだ。

見ていてだんだんギャップが大きくなり、映画も淡々としていることもあってか、「つまらないな」と思って見るのをやめてしまった。


外見で人を選ぶ、ということはままあると思う。けれども「そこで売っていない人に関してはそこで見るべきじゃない」ということも同時に思っている。つまりこの場合、役者は演技で見るべきだ。そんなことは重々分かっているのだ。

僕はこれまで生きてきて、見た目で判断する人を幼稚だとか短絡的だなあと思ったりしてきたけど、『ノルウェイの森』に対して結局自分もそのような行動をしていたことを思い出し、嫌気がさしている。

 

結局のところ僕はノルウェイの森という物語をそれほど好きじゃなかったのかもしれない。高校時分に読んで単に「感じたことのない肌触り」に刺激を受けて印象に残っていただけの作品だったかもしれない。

もしくは自分でそう思っていなかっただけで、人を見た目で判断する人間なのかもしれない。

んでもって後者の可能性が高い。絶望的だ。自己嫌悪だ。

 

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