スロットマシンはいかにして人から金と時間を奪うのか?人間を猿にする仕組み

いかにスロットマシンが人から最大限のお金と時間を奪うように作られているのかを解説、という記事が面白かった。

gigazine.net

僕はギャンブルはしない。パチンコは1回だけ学生の時に連れて行かれてやったことがあるけど、合わなかった。スロットはやったことがない。

職場にはギャンブラーがたくさんいる。少しでも時間が空いたらパチンコ屋へ足を運ぶ人々だ。ほとんど中毒である。

 

猿と同じ実験

上の記事で、スロットのようなゲームがどのようにして人からお金と時間を取りづつけるか、そのメソッドがわかりやすく紹介されていた。

このウェブサイトにあるボタンをクリックするだけのゲーム?だ。

www.theguardian.com

まず「止めたくなるまでボタンを押してください」という文字と共に登場したのは赤いボタン。このボタンは押すとすぐに「+100」という表示が現れるので、ボタンを押すと「ほうほう」と納得してすぐに押すことをやめてしまいます。

次に現れたのは青いボタン。このボタンは押しても基本的に「0」と表示され報酬なしなのですが……

何度かボタンを押していると「+100」が現れました。「+100」が出る頻度はまれなので、始めは「本当に報酬がもらえるようになっているの?」と不信に思いつつボタンを押し、なかなか「+100」が出なかったら出るまで高速でボタンを押し、出たら出たで「もっと出るのでは?」と高速でボタンを押してしまいました。

赤いボタンは必ずプラス100が表示されるボタン。青いボタンは基本が0でたまにプラス100が表示されるボタン。

赤が定期的報酬に対し青は不定期・断続的な報酬を示したものであるらしい。それでいてこの不定期で予測できない青いボタンの方を人は押し続けてしまうというのだ。

報酬がいつ与えられるかわからないからこそ、人々は長い時間ゲームをしてしまう」のだとか。

 

似たような実験が確か中毒性を説明する猿の実験でもあったような気がする。確か餌だった。猿は延々と青いボタンを押し続けてしまうのだ。

このように、抽象化して仕組みで考えるとスロットのようなギャンブルがどれだけ馬鹿げているのか理解できる。人間を猿と同等にしてしまう仕組みがあるのだ。

ここの中毒性を軸に、いかに満たさず絶やさずで人の気を引いて行くかという仕組みがスロットのようなゲームにはふんだんに盛り込まれている。最近では売れているアニメなどをモチーフにしたスロット台が本当に増えた。

 

ソシャゲもおんなじ

仕組みはスマホソーシャルゲームも同じようなものだと思う。ガチャとか課金とか一時問題になっていたけど、スマホにあって手軽だからこそさらにタチは悪いと思う。

僕の職場にはパチンコ中毒が多いと書いたが、面白いのが、数年前にスマホが普及してパズドラとかのテレビ広告が打たれ始めた時、若いパチンコ中毒たちはみなパチンコからソシャゲに移行していた。

しばらくしてニュースでパチンコ離れが報道され、ソーシャルゲームに人が流れているという実態が明かされていた。ニュースそのままの行動だった。

 

今は若い人はいなくなってしまったから、彼らがまだソシャゲをやってるかわからないけど、スマホを扱えないタイプの人(ほとんどが高齢者)はソシャゲに流れることなく相変わらずパチンコに勤しんでいる。

「最近パチンコやってるんすか?」と聞けば「やっていない」というが、勝った時は「いやー勝っちゃってさー」と話しかけてくる。というわけで僕の目には「パチンコとはいつも儲かるもの」と映るわけだが、これは答えは簡単でパチンコ中毒者たちは勝った時しか人に喋らないのだ。

勝った時の裏には無数の負けた日がある。負けた日を忘れたいから話さないだけなのだ。

パチンコを続けてしまう自分にどこか後ろめたさもあるのだと思う。立派な中毒者だ。

 

海外などはギャンブルに対してはもっと閉鎖的だと聞く。カジノなどは免許制で入るためには一つ障壁がある。街中に平然と立っているパチンコ屋は本当に悪だと思う。中毒者がやめようと思っていても、街中にたくさんあるものだから、ふらっと入ってしまうのだ。