カタルーニャ独立選挙でカンプノウは急遽、無観客試合。【リーガ第7節 バルセロナ×ラス・パルマス】

開幕6連勝で好調を維持するバルセロナを急に襲った悲劇。7節のカンプノウでのラス・パルマス戦は日程がカタルーニャ独立選挙と日程が重なってしまった。

ギリギリまで試合が行われるのか危ぶまれたが、この日はクラブ史上初の無観客試合という落とし所になった。

 

カタルーニャ独立選挙で、なぜ無観客試合に?

この日バルセロナはスペインからの独立の是非を問う住民投票が行われた。これを国は認めていないため警官隊の実力行使があった。バルセロナは騒然としていた。血も流れていた。

そんな時にバルセロナを象徴するサッカークラブの試合があったのだ。

クラブ側は試合の延期を希望していたがスペインサッカー連盟LFPに認められなかった。延期はできず、中止になってしまうという。その場合は不戦敗となり、独断での試合中止という扱いで罰則も含めると勝ち点を6失うことになる。

というわけでクラブは無観客試合を決定したのだ。これは客を入れた時の場内の混乱を避けるためである。

 

無観客試合の雰囲気

カンプノウでの無観客試合は史上初めて。試合前のウォーミングアップから、ボールを蹴る音や選手たちの声が生々しく聞こえて不思議な感覚になる試合だった。

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試合中も選手たちの声がものすごく聞こえた。普段からそうなのだろうけど、声援にかき消されている分がこんなにもあるのかという感じ。

メインは後方からのディフェンスの指示出し、いわゆるコーチングというやつだろう。頻繁にコーチングが行われていた。これ、音葉がわかったらめちゃめちゃ楽しそうだなと思った。

カウンターのチャンス時やゴールチャンスに歓声がないのにものすごく違和感があった。

 

バルベルデ監督の采配ズバリ

バルセロナはやはり調子が悪い感じがあった。まだ気持ちの整理がついていない選手がいるのだろう。それに史上初の無観客試合だ。観ている方も違和感がすごかったし、選手たちは言わずもがなだろう。

前半はイマイチだったものの、後半スタートから2枚替えを選択したバルベルデ監督。イニエスタラキティッチのレギュラーメンバーが出場。

すると後半立ち上がりすぐにメッシのコーナーキックブスケツがヘディングで押し込む。高さはあるが点を取らないイメージのブスケツの珍しいゴールだった。

その後、メッシが2ゴール。3-0で試合を終わらせた。

前半の修正をしたバルベルデ監督の交代策がハマった感じだ。これにてバルサは開幕7連勝だが、そのうちでもかなり交代メンバーが効いて勝利した試合が多い。バルベルデ監督の手腕を感じる。

 

おわり

カタルーニャが独立するとバルサはどうなってしまうのだろうか。フランスリーグにおけるモナコみたいになるのか、はたまたフランスリーグに行くのか。クラシコは無くなってしまうのか。

今回の住民投票では9割が独立に賛成という結果が出たという。しかしスペインはこれを認めていない。

バルセロナの人々としてはサグラダファミリアバルサをはじめ、観光で潤い、スペインのGDPの約5分の1ほど生み出しているのに、その税収をスペイン政府にもっていかれるのが不満らしい。首都マドリードとの経済的な不均衡があるようだ。難しい問題である。

サッカーだけ見ている僕がなにか考えられることはない。

バルサのセントラルのピケが今回の件に関して「ただ投票したいだけ」と語っていたのが印象的である。