『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』公開記念【ボクらの時代 妻夫木聡×奥田民生×岸田繁】

17日のフジテレビ『ボクらの時代』はあっと驚く3人だった。テレビのトーク番組では滅多に見ることがない、奥田民生岸田繁が出ていた。『ボクらの時代』初出演だ。

 

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

ホスト役は妻夫木聡。この人はCMもやっていたし、『ボクらの時代』の人という印象がある。この妻夫木主演の映画が公開されるというので今回はその番宣のような形だ。

今、『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』という映画が公開されているらしい。

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これは漫画原作の映画だ。漫画は渋谷直角という人の漫画でこれはタイトルがタイトルだけに、発売した時にちょこっと話題になっていたのを覚えている。「奥田民生になりたいボーイ」なんて具体的に言ってしまっているのが面白かった。

僕はこの人の漫画を1冊だけ持っている。『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』というこちらも具体的なタイトルが面白い漫画だ。

この漫画は短編集で表題作のほかに『空の写真とバンプオブチキンの歌詞ばかりアップするブロガーの恋』や『ダウンタウン以外の芸人を基本認めていないお笑いマニアの楽園』など、タイトルで攻めるものが多い。人の微妙なところを嘲るような、なんとなくバカリズム的な感性という感じがする。

 

妻夫木聡×奥田民生×岸田繁

さて、この珍しい3人。妻夫木がホストで2人を呼んだらしい。まあこの映画の宣伝なら奥田民生だろう。そして近年一緒にサンフジンズというバンドをやっているくるり岸田繁も来て珍しい絵になった。

しかし、この3人の会話はあまり盛り上がっていなかった。なんかもう少し深い話が聞けるのかなあと思いきや、やはり奥田民生が飄々としているので、ふわっとした話に終始していた。2人とも年長者の奥田民生に少し気を使っている感じだった。

でもまあ和やかな会話で、朝のゆるいテレビ番組という感じにはマッチしていた。

 

奥田民生の大御所感の謎

奥田民生はなぜか大御所感がある。これは岸田曰くソロデビューの時からそうだったらしい。それについて岸田が質問していたが、この謎が今回解けた。

奥田民生はソロデビュー時にセルフプロデュースをしていたらしい。今の言葉で言うとセルフブランディングだろうか。自らそのように仕向けていたと言う。

具体的には「楽そうな仕事しかしない」というスタンスを貫いたらしい。もちろん、音楽はあれほどいいものを残しているんだから妥協はないだろうけど、そこにまつわる雑誌の取材やテレビ出演などを結構断っていたようだ。

これはバンド時代に宣伝活動などが大変だったからという反動のような印象を受けた。そしてソロになったならば自分の意思がそのまま出せる。

当時こういうことをやっている人はほかにいなかったらしく、奥田民生は若くして「仕事を選ぶ」というような大御所感をまとい始めたのだ。

でも、そういう自分の価値観を貫き通せるのがそもそも大御所感というか、才能だ。奥田民生が唯一無二な才能だったから、色々断っても、核となる音楽が良かったから生き残れたのだろう。

なんでもない若者が奥田民生と同じことをしてしまったらすぐに消えてしまうだろう。すると、奥田民生の大御所感の謎は「そもそも最初から大御所だったから」という回答になる。

 

おわり

一つ面白かったのが、奥田民生岸田繁の共通点だ。二人の共通点は「親の声でかい」ということ。岸田の両親は二人とも声が大きいらしく、奥田は父が声がでかく、母は奥田民生よりも歌がうまいらしい。「いいところをとった」と奥田民生は言っていた。