ロシアW杯アジア最終予選終了。完全アウェイのサウジアラビア戦レビュー

ロシアワールドカップの出場をかけたアジア最終予選のすべての日程が終わった。日本は最終戦、アウェイでのサウジアラビア戦は0-1で敗れたがグループ1位でワールドカップの出場を決めている。

 

完全なるアウェイ

この試合はサウジアラビアの皇太子がチケットのほとんどを買い占め、自国サポーターにスタジアムを無料開放するというちょっと聞いたことのないシチュエーションのアウェイゲームだった。

6万人収容のスタジアムで5万人以上のチケットを買い占めたらしい。なんだかもう凄すぎる。

スタジアムの歓声は物凄かった。日本代表はかなりやりづらかっただろう。

 

出場決定後の消化試合

日本代表はすでに1位での突破を決めて臨んだ試合である。だから、意外といい試合になるかもなと予想していた。肩の力が抜けて、控えでアピールしたい選手が存分にアピールする展開だといいなと思っていた。しかし、そんなことはなかった。

最終ラインは前回と変わらず、中盤は山口がアンカーで井手口、柴崎が前、スリートップは右から本田、岡崎、原口だ。最終予選初出場は柴崎だけ。酒井高徳とか、久しぶりに召集された武藤とかも見たかった。

 

大きくみると前半と後半では前半の方が良かった。中盤をコンパクトにして、ボールの取り所をちゃんと決めていて、いくところの切り替えは素晴らしかった。

後半は選手交代して一段ギアを変えてきた感のあるサウジに先手を取られてしまった。ただ、日本もゴールチャンスはあった。むしろ日本の方が枠内シュートも多いし、決定機が多かったと思う。決めきれなかったのがそのまま結果に表れた形だ。

サウジが逃げ切り、大歓声のスタジアム。日本代表は一位通過なのになんだかすごく残念な感じ。まあ負けたからしょうがないけど。

日本のアジア最終予選は負けて始まり負けて終わった。でも1位通過だ。こんなこともあるのだなあと感慨深い。中途半端な、どこか気持ちの行き場のない幕切れになった。

 

大迫代表確定

大迫の代わりにトップに入ったのは岡崎だったが、そもそも持ち味が大迫とは違うのに、大迫のようなボールの納め役としてのプレーも要求されていた。

そして岡崎はそれができていなかった。日本はディフェンスから始まるサッカーをする場合は大迫でないと機能しないだろう。オーストラリア戦での大迫の偉大さを改めて感じる展開だった。

これは何も岡崎が悪いわけじゃない。岡崎は右で使って欲しいなと思った。

ハリルのサッカーなら大迫はもう代表確定だろうなと思う。逆にいうと大迫不在では日本代表は終わりだ。怪我なく過ごして欲しいものだ。

 

初招集の杉本も全然あっていない感じだった。試合には入れていなかった。ただ、使われる選手ばかりなってしまい、パサーがいない状態での出場だったので本来の持ち味を出せる状態じゃなかっただろう。

大迫のようなポストプレーが得意なタイプの選手のようなので、この日はスタートから杉本で良かったかもしれない。

 

柴崎はよかった、本田は、、、

約2年ぶりに代表復帰となった柴崎は結構よかったと思う。カウンターの起点になっていた。ダイレクトでのパスが多く、視野の広さが伺えた。

その反面本田のテンポの悪さは目についた。試合感というものが戻っていないのだろうか、そもそも実力が落ちてきたのだろうか、今の日本のスピード感のある攻守のサッカーの中に本田の居場所はないように感じた。

 

おわり

現実的に考えると本戦の日本代表はオーストラリア戦の布陣になるだろうと思う。自分たちのポゼッションを諦めて守備的に割り切ったサッカーが最も可能性があるだろう。