ドラッグスタークラシックの思い出と僕がバイクに乗らなくなった理由。ヤマハのバイク9車種生産終了に寄せて

今日、驚きのニュースが入っていた。

 

headlines.yahoo.co.jp

なんとあのヤマハのバイク、「ドラッグスター」や「SR400」などが生産終了になってしまうのだという。

 

生産終了が発表されたのは9車種

これは9月1日にヤマハのホームページとツイッターで発表されたことらしい。9車種の生産終了が発表された。以下。

SR400
セロー250
ドラッグスター400
ドラッグスタークラシック400
トリッカー
マグザム
VOX デラックス
アクシス トリート
BW'S

SRとかドラッグスターとかVOXとか人気なバイクも含まれている気がするのが解せない。

 

なぜ生産終了してしまうのか

人気のあるであろう車種がなぜ生産終了してしまうのだろうか。原因は規制の強化にあった。

上の記事では

2015年7月に公布・施行された「バイクの排出ガス規制」強化により、国内メーカーの車、バイクのラインアップが大きく変化していた。

9月1日からは「平成28年排出ガス規制」対応適応となり、同日までに適応できない現行バイクは販売できなくなり、各社のモデルは岐路に立たされていた。

とある。

年々厳しくなっているらしい、排ガス規制。この波に追いつけなかったモデルの生産終了であるようだ。国の規制をクリアできないバイクはそもそも売ってはいけない、だからやむなく生産終了とうことなのだ。

SR400などは過去にも自動車排出ガス規制強化に対応できず一時生産終了していたこともあったのだとか。

 

僕とドラッグスタークラシックの思い出

僕は今やバイクは乗っていないが25歳までバイク乗りだった。18歳になり周りが教習所に通い始めた時に、なんだか寂しくなってバイクの免許を取りに行ったのだ。

車は乗りたい車がなかったから興味はなかったのだけど、当時、バイクは乗りたいバイクがあった。それはヤマハのドラッグスタークラシックである。

ドラスタとの初めての出会いは中学生の時に読んでいた少年サンデーの裏表紙だったと思う。ドラッグスターとドラッグスタークラシックの広告が載っていてめちゃくちゃかっこよかった。

いつか乗りたいなあというか、いつか絶対乗る!と思っていた。そのいつかが高校生で周りがみんな教習所に通い出した時だったのだ。

バイトはしていたからバイクの免許を取るための資金はあった。17万くらいだったろうか。免許はすんなり取れたが、とったらとったでバイクに乗りたくてしょうがない。

親に借金をしてドラッグスタークラシックの中古車を買ってしまった。そしてすぐに新聞配達を始めた。

新聞配達の事務所までそのドラッグスタークラシックで毎日通った。新聞配達は月に1度しか休みがなかった。雨の日も風の日も毎日乗った。雪の日はなかったが、路面凍結した日にも乗り、カーブで滑って転んでそのまま何十メートルも滑っていったこともある。深夜で車が全くいなかったし、道のど真ん中を滑っていったから助かったが、あれが僕の人生で最も死に近づいた瞬間だったと思う。高校生のバカさ加減、想像力の無さが成せる技だ。今やいい経験になっている。

結局、高校生をしながら新聞配達が大変すぎたし、周りにバイク乗りがいなかったために、普通に生活の足としてしかバイクに乗らなかった。毎日乗りすぎて特別な感じがなく、ただの移動手段という感じになっていった。思い返せばツーリング的なことはしなかった。高速道路にも乗ることはなかった。

そのまま25歳までずっと僕の足はドラッグスタークラシックだった。なんのメンテナンスもしなかったけど、なんの不具合もなく走り続けた。どうやら毎日乗っていたのがよかったらしい。真冬でも雨でも乗っていたから本当に毎日乗っていたのだ。

そんなドラスタとも25歳で別れを告げた。当時、本格的に音楽活動をしていた僕はどうしてもドラムセットを運ばなければならず、そのために車が必要だったのだ。車とバイクの両方の維持はできず、ドラッグスターを手放した。いや、手放したなんて程が良すぎる。ノーメンテナンスだった僕のドラッグスタークラシックは廃車になったのだ。エンジンは快調だったけど、外装がボロボロすぎたのだ。彼は買ったバイク店、生まれ故郷に帰って行った。

 

というわけで僕はヤマハのバイクには割と思い入れがあるのだ。今でもいつかまた、今度はSRに乗りたいと思っている。

 

僕がバイクに乗らなくなった理由

モノが運べない、というのが僕がバイクを降りた現実的な理由だ。しかしもう一つ、僕がもうバイクに乗りたくなくなった理由がある。それは駐禁を頻繁に取られるようになったことだ。

バイクなんて自転車の延長みたいな感じで自由に乗り回していた時代があったはずだが、ちょうど10年前くらいから駐車禁止の規制が厳しくなった。駐禁を切られると1回確か9000円くらい取られる。僕は3度くらい取られた。それでもう嫌になってバイクは無理だなあと思い始めたのだ。

今の若者は金を使わない、若者の〇〇離れ、なんてよく話題になるけど、その理由の半分くらいは規制強化があるんじゃなかろうか。もっといろんな意味で緩かった時代は、もっと開けた自由な時代でもあっただろう。

酒離れなんか、飲酒運転を余裕でしていた時代と、ちょっとでも飲んでいたら100万円取られる時代とでは感覚が全く違う。

規制の強化に対して合理的に反応しているだけなのに「今の若者は」とかおっさんに言われると本当に腹が立つ時がある。まあもう僕もおっさんだから、若者はってよりは「お前らの世代は」とか言われるんだけど。

 

おわり

一時あった生産終了の時のようにSR400などは今回の生産終了後に復活が決まっているモデルであるらしい。

やっぱりバイクにはいつかまた乗りたい。10年後くらいには車は電気の自動運転車とかでバイクはエンジンの鼓動を感じる荒々しいヤツに乗りたい。