ドライブスルー葬儀場が登場するという衝撃。超高齢化社会とはこういうことか。

8月13日放送の『ワイドナショー』で初めて知って驚いたことがある。ドライブスルー葬儀という新しいシステムが導入されるのだというのだ。にわかに信じがたいこの葬儀、2017年内に登場する予定なのだとか。

 

ドライブスルー葬儀とは

言葉のインパクトが強すぎてどこか思考停止してしまうところがあるのだけど、ドライブスルー葬儀とは一体どういうものなのか?

このシステムが導入されるのは長野県上田市にオープン予定の葬儀場「上田愛南昇殿」というところらしい。

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ドライブスルーの名でイメージする通り、ドライブスルーで、つまり車から降りることなく車内の窓から葬儀に参列できるというシステムらしい。

ドライブスルー葬儀の流れはファストフードでイメージするドライブスルーのシステムとほぼ同じだ。通常の葬儀が進行する中、車専用の参列口も別に設けられていて、そこから葬儀に参列する。タッチパネルで受付を行ったのち、車の窓から手を伸ばし焼香ボタンを押す。すると遺影のそばにある花の電灯が光る。この一連の参列の模様が、遺影の横に設置されたスクリーンに映し出されるというシステムだ。

 

一体誰が使うのか

このシステムの狙いとしては、車椅子で生活しているお年寄りなど「人の世話になるから葬儀に行けない」という人たちも参列できるというようにとのことらしい。加えて、健康な人でも、喪服に着替える時間がない場合、平服でも顔だけは出したいという人も多くいるようで、そういった人にも需要があるのだとか。

「そんなことしていいの?」と思ってしまうような簡素で味気ないシステムだけど、一人でも多くの人に参列してもらうということを重要視しているようだ。

 

この背景には超高齢化社会

日本は超高齢化社会であるらしい。僕がもう高校生くらいの頃から未来はそうなると言われてきた。もう、うるさいくらいに。でいて、若者としては「んなもん知るか」で暮らしてきた。でも、中年の今はそれもリアルに感じる。

周りの友人は自分含めて結婚していない人は多いし、結婚している人でも子供が少ない人も多い。何人も育てるほど収入がないからだ。共働きの時代で子育ては本当に大変らしい。

たまに病院に行ったりすると高齢化社会をまざまざと見せつけられる。自分が普段行く場所に老人がいないだけで、やはり日本人の4人に1人は高齢者という社会なのだ。

ドライブスルー葬儀について『ワイドナショー』のコメンテーターとして出演していた堀潤

こういう当たり前のようにあった伝統行事でさえも維持できなくなってるんだっていう厳しい現実はやっぱり受け止めなければならないんじゃないかなって思います

と言っていて、その通りだなと思った。こんな風にして高齢化社会が僕たちの生活に入り込んでくるのだと思う。最初はネタかと思ってしまったドライブスルー葬儀はこの日本社会の問題とも繋がっているのだ。高齢化社会で生まれる新ビジネスはこれからもたくさん出てくるのだろう。