『ぼくらの勇気 未満都市2017』90年代を思い出す懐かしいドラマ。その裏には脚本パクリ問題が!

昨日21日にはとても懐かしい番組がやっていた。日テレのドラマだ。『ぼくらの勇気 未満都市2017』である。

このドラマは実に20年前に放送されていたものである。作中に「20年後、またこの場所で会おう」的なセリフがあったらしく、今回そのセリフが実現されたのだ。

 

日テレのドラマのあの枠

今30代の大人にとって、日テレのドラマのあの枠というのは印象深いものでないだろうか。

僕は小・中学生の時に見ていた気がする。いわゆる月9とかのドラマは恋愛ものばかりで、子供心には退屈だったり謎のこっぱずかしさがあった。そんな中、漫画を原作にしたり、子供が主人公である場合が多い日テレのドラマのあの枠というのは、子供の僕には面白く映った。

当時はまだテレビが娯楽の中心であり、土曜日にバラエティ番組を経由した結果、たどり着くのが22時スタートのこのドラマの枠だった。

この枠は「土曜グランド劇場」と呼ばれているらしい。>>土曜ドラマ (日本テレビ) - Wikipedia

ここには懐かしい名前が並んでいた。

家なき子」、「金田一少年の事件簿」、「銀狼怪奇ファイル」、「青龍伝説」、「サイコメトラーEIJI」、「ぼくらの勇気 未満都市」、「君といた未来のために~I'll be back~」、「伝説の教師」、「フードファイト」。

これ、よく考えてみると安達祐実とジャニーズばっかりである。時代を感じる。見ていなかったのでもタイトルだけ覚えているのも多い。

 

ただ、これらのドラマが面白かったのかと言われると疑問である。なぜならほとんどが内容を覚えていないからだ。(まあ「伝説の教師」だけは笑い的な意味で面白かった記憶は強いけど)

家にはテレビしか娯楽がない小・中学生の僕には面白かったのは間違いはない。20年前、娯楽はこれしかなかったから、みんなテレビを見ていた。みんな19時にこれ見て20時にこれ見て、みたいなコースを独自に持っていたと思うが、それは大体みんな一緒で、一つの共通話題としてテレビがあった。

 

ぼくらの勇気 未満都市2017

記憶に残ったドラマが少ないので、「ぼくらの勇気 未満都市」を当時見たのか見ていないのか曖昧だった。最後まで欠かさず見たドラマというのは少ないような気がする。そういえば当時は「作品として見る」という感覚はなくて、「やっているから見る」という感覚だったように思う。だから印象に残っていないんだろう。

そんな気持ちで昨日の『ぼくらの勇気 未満都市2017』を見始めたのだが、僕はどうやら20年前のドラマを見ていなかったらしい。

とはいえなかなか面白く見れた。むしろ20年前のドラマに興味を持ったくらいだ。ちらちらと挟まれる当時のドラマの映像に90年代の懐かしい空気を感じて感慨深くなった。

『ぼくらの勇気 未満歳2017』は2時間に渡るドラマだったが、20年前の連続ドラマを見ていなくても普通に楽しめた。まあ目的が20年ぶりに放送するというところに絞られていて、ドラマ性というよりはとりあえずまとめるにはこうするしかない的な内容ではあったけど。

ラストにはあの枠であった色んなドラマの懐かしいセリフが出てきて、90年代はKinKi Kidsがアツかった時代だったのだなあと確認するとともに、じゃあこのドラマがKinKi Kidsの最後になってしまうんじゃなかろうかという寂しさも感じた。

作品の内容は関係なく、当時を思い出して懐かしさと、それが失われている寂しさとで、ちょっとセンチメンタルな気持ちにになった。別に、覚えていて大事に思っていたものじゃないのに、なぜだか喪失感が残った。で、それがなんだか心地よかったりもして。

 

「ぼくらの勇気 未満都市」脚本パクリ問題

懐かしさのあまりツイッターも結構盛り上がっていたが、そんな中で発見したのがこのツイート。 

そしてツイートのまとめ

togetter.com

なんと『ぼくらの勇気 未満都市』の脚本は漫画『チャイルドプラネット』のパクリであり、原作者に許可なく放送されたドラマだったらしい。設定だけでなく、セリフまで同じところがあったようだ。

『チャイルド★プラネット』というのは竹熊健太郎原作、永福一成作画のヤングサンデーに連載された漫画。

チャイルド★プラネット - Wikipedia

大人だけを短時間で殺害する殺人ウイルスによるバイオハザードに見舞われた架空の都市を舞台に、そこに残された子供たちのサバイバルと彼らを救出しようとする市外の大人たち、そして人類の顛末を描く。

ああ、「ぼくらの勇気」と一緒だね。そして面白そう。

どうやら脚本家がこのストーリーをパクっていたが、ドラマが動き出した段階でそれが発覚してしまい、もう後戻りができなくなってしまったという感じらしい。

竹熊の話によるとテレビ局側の対応が嫌らしいけど一枚上手で、何もなく収まっていたことのようだ。竹熊は今更問題にするつもりはないのだという。ただ、事実として知っておいて欲しいということではないだろうか。

大人の矛盾や汚さを描くドラマの陰にまさにリアルに大人の汚さがあるというのはなんとも皮肉が効いている。

これを機に『チャイルド★プラネット』を探して読んでみたいと思う。

 

 

slices.hatenablog.com

slices.hatenablog.com

slices.hatenablog.com