【ロシアW杯アジア最終予選】日本はイラクに自滅のドロー。どうしてこうなった、先発、交代枠。

ロシアワールドカップアジア最終予選イラク対日本(6/13)が行われた。

日本は本田圭佑コーナーキック大迫勇也が合わせて先制するも試合をコントロールできず、守備の連携のミスのような形で痛恨の失点。予選突破の可能性が既になくなっている格下のイラク相手にドローに終わった。

 

劣悪な環境下での厳しい試合

この試合はイラクの国内情勢を考慮してイランで行われた。というわけでスタジアムは動員が少なくて練習試合のような雰囲気でアウェイ感はそれほどなかった。それでも日本の熱心なサポーターは駆けつけていたようで、先発フル出場した本田圭佑も試合直後のインタビューでは「アウェイ感を感じなかった」と語っていた。

それでも環境は厳しい。気温37度、厳しい日差しのデーゲーム。風が強いようでロングボールが読みづらいらしい。それでいてピッチはボールが走らない凸凹の芝。劣悪な環境だ。面白いサッカーを見られる環境ではなかった。

率直に言ってとてもつまらない試合だった。つまらなかったのは、この環境に原因が半分くらいはあったのではないかと思う。

 

どうしてこうなった、先発

日本のスターティングメンバーはこれまでに見たことがない組み合わせだった。

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変わっているのは中盤の構成・組み合わせとアタッカー陣。遠藤航井手口陽介のダブルボランチにトップ下が原口元気。中盤起用の噂のあった本田はいつもの右アタッカーに入り、左には久保裕也が。

直前の試合、イラク戦のテストマッチだったシリア戦(6/7)の1ボランチから、2ボランチへ変わった。これは事前に試していたようで、それなりに勝算はあったのだろう。

けれども、この組み合わせが機能していたとは思えなかった。シリア戦同様ショートパスのリズムはなく、ワントップの大迫だよりの攻撃だった。左に入った久保はシリア戦に続き低調でインパクトのあるプレーはなかった。

シリア戦を見る限りでは井手口のワンボランチの本田、今野の中盤でうまくいくんじゃないかと思ったが、これではダメだったのだろうか。

 

どうしてこうなった、交代枠

劣悪な環境の中、大切になる交代枠は運に見放された部分があった。しかし同時に、悪い流れを自ら引き寄せた交代だったようにも映った。

中盤の出足の速さで存在感のあった井手口が脳震盪で離脱。酒井宏樹も膝の怪我で離脱。この2枚の交代枠は予想外の交代だ。これは痛かったが、その間に原口が倉田と交代している。この交代がポイントになったように思う。

ここの時点で流れを変えることができなかったのが残念だ。たらればになってしまうが、終盤怪我で動けなくなってしまう久保をここで変えていれば。。久保はシリア戦に続き低調だったし。

その後酒井の怪我で交代枠を使い切ってしまう。これにより、テストマッチであれだけいいプレーをしていた乾をスーパーサブとして使えなかった。全くうまくいかなかったハリルホジッチ監督の選手交代。

 

せっかく先制できたのに

日本は前半8分というとてもいい時間に先制できた。幸先は良かった。

けれどもその後は後手後手。日本がゲームを作れるはずなのにイラクに合わせて雑な感じの、気合と根性が必要なサッカーをやっていた。

先制点後のペースダウンに関しては試合直後のインタビューで本田、大迫、吉田の3選手が同じようなことを言っていた。やはり、ここに今日の大きな問題点があったのだろう。ラインは日本陣内にズルズルと下がり、イラクにいいようにやられていた。両サイドに振られて結構な数のクロスを上げられていた。これでかなり消耗したんじゃないだろうか。

 

ハリルホジッチ監督のサッカーはデュエルとかなんとか言って、日本のストロングポイント、アジアレベルでは通用するはずのパスワークをなくしてしまっている。どうやって点を取るのか見えてこないサッカーをしている。

というわけでハリルに批判の目を向けたくなるが、怪我人続出の今日のメンバーと環境では仕方ないのかもしれないとも思う。

今日の日本代表はショートパスのズレ、トラップミスなど質の低いプレーを連発していた。この質ではパスは回せないから大迫頼みの気合のデュエルしかないだろうという判断なのかもしれない。

 

日本の失点シーン

さて、失点シーンはお粗末だった。まさに日本代表だなあと思ってしまう連携のミスだ。DF吉田とGK川島の間に微妙な間があって、嫌な予感がしたがやはりというべきか、押し込まれてしまった。

ゴール裏に観客の姿はない。空席ばかりだ。なので声での連携はしっかり取れていただろう。それが川島の痛恨のファンブル。本当にもったいない失点だった。

 

おわり

引き分けたとはいえ日本はB組1位をキープしている。プレーオフ以上は確定したようだ。

残る2戦はホームのオーストラリア戦とアウェイのサウジアラビア戦だ。エンタメ的には非常に盛り上がる展開である。