【クレイジージャーニー】物語を旅する男。浦島太郎は実在の人物だった!

6月1日放送の『クレイジージャーニー』が面白かった。いわゆる探検家にフィーチャーしていたが、この人は「物語を旅する男」だった。

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物語を旅する男

物語を旅するってなんか響きかかっこいい。興味がそそられる。これは一体どういうことなのだろうか。

 

今回は高橋大輔という方がクレイジージャーニーとして登場。探検家であるらしい。彼の探検にはテーマがある。高橋はこう語る。

「火のない所に煙は立たず。ほとんどの物語が誰かの架空の話だと思われている。でも、そのフィクションの中に話の元になった事実がある。その事実を辿るのが私の探検のテーマ」

つまり高橋は、物語(フィクション)の事実を辿る探検をしているのだ。

続けて高橋は語る。

「誰もが知っている物語だけど、そこに誰もが知らない秘密があるとしたら。それを最初に見つけることの快感がある。」

というわけで高橋は物語を旅する男なのだ。フィクションという形で残ってる物語の中には事実もある。その歴史に埋もれてきた事実を発見しようというのだ。

今回はクレイジーというよりはアカデミックな放送だった。

 

浦島太郎の真実

高橋は誰もが知っている昔話『浦島太郎』の事実を突き止めている。

浦島太郎は実は実在の人物であったらしいのだ。これは日本書紀に書かれていることであるらしい。浦島太郎は「浦嶋子」という実在の人物をモデルに創作された物語なのだ。

高橋はこの「浦嶋子」の正体を突き止める探検に出る。日本各地の浦島太郎伝説や古く伝わる文献などを調べ上げていくのだ。

結果、京都の浦嶋神社にたどり着き、そこにある絵巻物に描かれる竜宮城の絵の色使いや建築様式などから、竜宮城は中国のことであると推測。

それがわかると中国へ飛び、さらに調査。竜宮城のモデルは秦の始皇帝の別荘だったのではないかと結論を出したのだという。

 

探検の過程で、昔話にはつきものである物語の矛盾などもはっきりとわかってくるのだという。浦島太郎はなぜ最後におじいさんになってしまうのか?なぜ亀なのか?など、話の不思議な部分を一つ一つ解明していくのだという。

ちなみ浦島太郎が老人になるというのは、解釈はそれぞれだが、当時は「老人になる=神様になる」という風に考えられていたらしい。この物語が発祥したであろう海のあたりに住んでいた人たちがそういう信仰を持っていたのだとか。そうした前提があるとなると、物語が伝えるメッセージも変わってくる。

こういう話を聞くと面白いなと感じる。

 

ロビンソン・クルーソーの住処を発見した人

この人、実は本当にすごい人だった。あのロビンソン・クルーソーの住処を発見した人だったのだ。当時は新聞にも出たらしい。立派な探検家である。

この大発見をする様をクレイジージャーニーでやっていたのだが、これが本当に面白かった。

そのヒントを本の中から見つけ出すというなんとも気の遠くなるようなところから、抜群の行動力と諦めない姿勢で本当に見つけ出してしまうのだ。

物的証拠(ロビンソン・クルーソーが使っていた航海道具)を見つけ出せた過程は奇跡のようなものだった。何かに高橋の思いが届いたような、そんな風に思ってしまうような奇跡だった。

物語の主人公の男が使っていた航海道具が、現実に出土したのだ。なんとも不思議な光景である。

 

ことわざと物語

高橋大輔は他にもいくつもの物語を旅しているらしい。そういえばその中にあったサンタクロースは僕でも知っているような割と有名な話がある。

サンタクロースは実在したセント・ニコラスという人で、貧しい人たちの家に夜な夜な金貨を送っていた。この人をモデルにサンタクロースが生まれた。それでいてサンタの服が赤いのはコカコーラのキャンペーン使用されてから定着したとかなんとか。

大昔から言い伝えられている様々な話も、こんなようなことが元になっていて、ちょっと教訓があるものだから言い伝えられているのだろう。簡単にいってしまえば、ことわざように教訓があるからこそ物語として所々着色されて受け継がれてきたのだ。ことわざも実際の出来事が元になっているはずだ。とすると、ことわざは昔話の最小単位なのだ。

 

おわり

いつものクレイジージャーニーと同じで、ジャーニーとして出てくる人のやっていることは自分には絶対にできないことだなと思うのは一緒だけど、今回は一味違った。これらの歴史的に受け継がれてきたものの発祥を突き止める旅というのは、とても面白そうだなと思った。