【世間のドラマーへのイメージ、裸、デブ】バンドのドラマーはなぜ上半身裸なのか。

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ドラマーというのは世間ではどういうイメージがあるのだろうか。

僕はドラマーだが、職場のおっさんには「裸でぶっ叩いてんだろ?」とか言われる。一体どんなイメージなんだと思うが、意外にも世間のドラマーのイメージというのは「ドラマー=上半身裸」というイメージがあるらしい。

 

ドラマー=裸のイメージを作った張本人

そのおっさんに聞いたらドラマーといえばX JAPANYOSHIKIらしい。なるほど、YOSHIKIは裸である。そしてそのパフォーマンスは一度見たら忘れられないようなインパクトがある。どうやら「ドラマー=上半身裸」というイメージを作ったのは多分YOSHIKIだ。

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うーむ。最近はツーバスを踏みながら鍵盤まで弾くようになったらしい。すごいなYOSHIKI

ドラマー的には、YOSHIKIがタマというメーカーのドラムセットを使っていてタマと契約しているはずなのにもかかわらず、ペダルはライバルメーカーのヤマハを使っているというところにグッとくる。

 

ともかく、今30歳以上の年齢であればX JAPANのことは知っているし、YOSHIKIのことを知っていると思う。というわけでドラマー=裸というイメージも少なからずあるのだろうと思う。

ということは世代が若くなるにつれてドラマー=裸というイメージはなくなっていくだろう。

 

なぜ上半身裸なのか

そもそもなぜ上半身裸なのかといえば単純である。暑いからだ。

手足をバタバタさせることによって演奏をする楽器であるドラムの運動量は半端じゃない。普通に演奏しているだけならばそれほど問題はないけれど、特にYOSHIKIのようにオーバーアクションでパフォーマンスとして魅せるドラムソロをやっていればすぐに汗が吹き出てくるだろう。

マチュアがドラムを練習したりバンドで練習するときに使う貸しスタジオでも、設備が整っているところではドラマーのところにだけサーキュレーターが置いてあることが多い。ドラマー専用の扇風機完備なのだ。それだけ需要がある。ドラマーは暑いのだ。

実際のところサーキュレーターは結構助かる。エアコンの効いたスタジオ内で裸になる程暑くなるということはないけど、他のメンバーとの体感温度が合わないということが多い。この差を埋めてくれるのがサーキュレーターだ。

 

もう一つ理由があるとすれば肉体美を見せたいということだろうと思う。これは自分の体に自信があり見せたいという自己アピールだ。

ドラムというのは後方で座って演奏するしかないため、パフォーマンスは限られてくる。ギターやボーカルのようにステージを動き回れないのだ。というわけで、自分の肉体美をアピールしたくもなるのではなかろうか。

 

キャッチャー的、ゴールキーパー

他にもドラマーというのはデブというイメージがある。これは野球におけるキャッチャーやサッカーにおけるゴールキーパーと同じようなことだと思う。デブと言ったらちょっと口が悪いが、共通しているのは体が大きいほうが有利だということなのだ。

 

マチュアが一般的に使う貸しスタジオではドラムセットは生音で使われる。ギターやベースやボーカルはつまみをいじればスピーカーから大きな音が出るが、ドラムはマイクを介さないで楽器から出る音(生音)だけで演奏しているのだ。

つまりどういうことなのかといえば、カラオケでマイクを使わずそのまま歌うことと同じだ。カラオケの音源はつまみで音量調節できるけど、マイクを使わないで歌うとなればそこに合わせて自分で声の音量の調節をするしかない。カラオケの音源が大きくなればなるほど、歌う方は大声を張り上げなければならないだろう。カラオケはつまみを上げれば簡単に大きい音量が出せる。地声だとそうはいかない。

このような状態が初心者やアマチュアでは生まれやすい。電気楽器(カラオケ)と生音楽器(地声)の音量バランスを合わせるのが難しいという問題だ。

特にロックであれば大音量で演奏したいというのが人情である。極端に言ってしまえば、電気を介している楽器はいくらでも音量が上げられるから、ガンガン音量が上がる。そんな大音量の電気楽器に対して、マイクを通さず自分の手足でドラムを叩くだけの原始的な音量で対抗しなければならないのがドラマーなのである。

というわけでドラマーは大きい音を出すことが必要になる。そして、大きい音を出すには体が大きいほうが有利なのだ。単純に体重があったほうが大きな音が出る。これは、経験を積んでうまくなればなるほど関係なくなってくるのだけど、初心者であればかなり影響することなのだ。

 

小学生の頃にみんなでサッカーしようぜーなんて集まると、ゴールキーパーは決まって背の高いやつかデブになると思う。背の高いほうが有利だし、デブにはフィールドプレイヤーは務まらないからだ。

野球はよく知らないけど、キャッチャーも体が大きい人が多いように思う。守備に動き回る必要がないから体が大きくてもいい。体が大きいとパワーがあってバッティングには有利なこともあるだろう。

早い話が身体的特徴から入っているわけである。キーパーやキャッチャーとほとんど同じような理由でドラマーにはデブが多いというわけである。

 

おわり

僕はアマチュアとして何年も不定期にライブなどをしていてたくさんのアマチュアバンドを見ているが、上半身裸で演奏するドラマーを見たことはない。デブのドラマーというのもいない。長々書いたけど、上記のような人は滅多にいないのだ。

世間のイメージと実際のところは違うというのはどの世界にもあることだ。

 

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