ニコニコ超会議2017にビートたけしが降臨。これはオフィス北野の接待番組?

先日ニコニコ超会議2017というイベントがあった。ネット動画サービスのニコニコ動画がリアルに進出するというイベントだ。毎年幕張メッセで行われている。

イベント事といえば明るいリア充のものというイメージがあるが、そこに”会議”と名付けてしまうところがニコ動らしくて僕は好きだったりする。

とはいえ、僕はネットの住民なので行ったことはないし行きたいとも思わない。今後も行くことはないだろう。しかしトークイベントなんかは毎年タイムシフトでちょくちょく見たりしてきた。

そのトークイベントに今年はなんとビートたけしが出演していたのだ。これはとりあえず見るしかない。

 

ニコ動がテレビタレントに頼る

たけしがニコ動に出ると知った時には見るしかないと思ったものの、一方でちょっと残念な気持ちになったのも事実である。

ビートたけしといえばテレビの人だ。テレビの文化を作った人だ。その人がネット動画の世界に大物ゲストという扱いで呼ばれているというのはテレビよりもネットが好きな僕にとっては残念な気持ちがある。どうしても、ネットがテレビに頼っている風に見えるからだ。

 

この残念に感じた気持ちは以前もあった。ニコ動が政治家を呼び始めた時だ。僕はちょっと引っかかった。なんでニコ動がテレビの報道番組みたいなことをする必要があるのだろうと。

でも、そんな気持ちはすぐに変わった。政治家を呼び始めた理由が「政治家はタダで呼べるから」というものだったからだ。この開き直り方がとてもいい。

政治家を呼んだニコ動公式番組はちゃんとはしていたが、ノーカットなのでグダグダ感がそこかしこにあって新鮮だった。ニコ動のそんなノリが好きだった。

 

今回は政治家の時とはわけが違う。ビートたけしはタダではない。完全に金の力である。独自コンテンツではなく、テレビの力を使って人を集めるために大金を積んだのだ。

生放送で流れるコメントにもあったのだけど、ビートたけしをニコ超会議に呼んだ「超『テレビじゃ言えない』会議」は、ドワンゴのオフィス北野接待番組のようにも見えた。

 

たけしの滑舌は大丈夫?

僕はトークするビートたけしをあまり知らない。映画は何本か見ていて好きだし、24時間テレビ火薬田ドンのようなベタな笑いも好きだけど、トークは好きではない。滑舌が悪くて何を言っているのかわからないからだ。こちらが結構集中しないと聞き取りにくい。

そこへトークイベント向きではないニコ超会議(周りで同時に様々ないイベントをやっているため雑音がすごい)でのトークとなると、心配しかなかった。

 

それなりに面白い番組

こうしたうがった見方を持った僕がとりあえず1時間の「超『テレビじゃ言えない』会議」を見てみたが、まあ普通に面白かった。

印象に残ったのが、テレビじゃ言えないと題してはいるが、たけしは常に(テレビじゃ言えないことをテレビで)言っているのだということ。ただ、テレビではカットされてしまうのだとか。

カットされてしまう理由はテレビのコンプライアンスが相当厳しくなっているからとのことだ。この辺りの話は面白かった。

カットされてしまうせいで、最近のたけしは無口になったと言われているようだ。実際の収録では実はたくさん喋っているらしい。

 

集中して聞けばたけしの滑舌はそんなに悪くなかったし、ニコ超会議の音響も以前より良くなっているようで、周りの雑音はそれほど気にならなかった。

 

 おわり

ネット民からの色々な質問にたけしが答えるという内容自体はシンプルなものだったが、周りを固めるオフィス北野の人たちの「うちの殿はすごいでしょ」感がうざくてガチャガチャした印象もあった。もうちょっと普通にたけしの話をゆっくり聞いていたかったなあと思った。

 

最初にビートたけしがニコ動に出るって凄いなと思った割には、世間ではそれほど話題にならなかったような気がする。

ニコ超会議では来年もたけし、ひいてはそれに準ずる大物テレビタレントが出演するということがあるんだろうか。もうちょっとニコ動独自のノリで見たかったなあと思うが。

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