親善試合フランス×スペインでビデオ判定大活躍。ビデオ判定はサッカー熱を奪う?

サッカーのビデオ判定は今後どうなっていくのだろうか。

今月28日に行われたフランスとスペインの親善試合では、ビデオ判定が大いに活用されたようだ。

 

ビデオ判定に2度助けられたスペイン

フランスのホームで行われたこの親善試合ではオフサイドの判定で2度、ビデオ・アシスタント・レフェリーシステムが機能した。

ビデオ・アシスタント・レフェリーというのはサッカーの誤審補助システムである。

サッカーの審判補助システム - Wikipedia

サッカーの審判補助システム(サッカーのしんぱんほじょシステム)とは、サッカーにおいて撮影・録画されたビデオ(英: Video. 動画、映像の意味)を活用して、ゴールやファウルなどの判定を補助するシステム(テクノロジー)のことである(本来の言葉の定義としては映像使用だけでなく、ヘッドセットを使った審判団内のコミュニケーションツールも含まれる)。

 

この試合ではフランスのグリーズマンのゴールがオフサイドで取り消しになり、スペインのデウロフェウのゴールが主審はオフサイド判定だったものの、判定が覆りゴールと認められた。

確かに映像をスロー再生すると両方ともビデオ判定の方が正しかった。

www.youtube.com

 

試合は公正なるが、サッカーの魅力は減る

大いに活躍した今回のビデオ判定を受けて選手や監督がコメントしている。

フランス代表デシャン監督

「ビデオがミスを訂正するよう求めた場合は、それがわれわれに不利なものであっても判定は覆る。競技の公平性という意味では良いことだと思う」

スペイン代表ロペテギ監督

「二つのプレーで公正に判定は覆った」

フランス主将ロリス

「同時にゴールの歓喜を台無しにする。ゴールを祝福する前に(判定を)待たなければならないのはつらいよ」

>>http://www.afpbb.com/articles/-/3123289?act=all

判定が正しいというのは概ね一致している。なかなかビデオ判定導入に文句はつけられないだろう。

けれども、本音はロリスの意見だと思う。僕は試合を見ていないが、ダイジェストを見て見ると、グリーズマンのゴールが取り消しになるまでは結構時間がかかっているようだった。フランスの選手たちがゴールを喜んでいる時間が長かった。ビデオ判定だとそれがちょっと間を置いてから取り消しになってしまうのだ。

サッカーの熱というものが失われてしまうような気がする。

 

大きな問題が一つ

この試合では一つ問題があった。試合会場でこの試合を生で見ている8万人の観客は、スロー映像をスクリーンで確認できなかったらしいのだ。これは最悪である。観客からすればゴールで喜んだと思ったら、いつのまにかゴール取り消し。その根拠は示されない。

映像を見ればオフサイドであることには変わりないので納得できるが、映像を見られないのだとしたら、その場は絶対に納得できないと思う。

この辺りはエンターテイメントとしては大問題である。早急な改善が求められる。

 

おわり

僕はビデオ判定はちょっと合理的すぎやしないかと思う。ビデオ判定が今後導入されるとしたら、いわゆる「伝説のゴール」は生まれない。「あれほんとは入ってたよー」とか言えるのも含めて見る方はエンターテイメントなのである。そういうゴールの方が記憶に残るのは間違いない。

元審判員のブルーノ・デリアン氏はビデオ判定について「試合から人間性が奪われ、魅力が減少する」とコメントを残している。

www.afpbb.com

 

初めてビデオ・アシスタント・レフェリーが導入された試合↓

slices.hatenablog.com

 

 

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