【クレイジージャーニー】地球上で最も過酷と言われる「アドベンチャーレース」は、まるで神様の遊びみたいなレースだった

地球上で最も過酷なレースといえばどんなものがあるだろう。レースといえば真っ先に思い浮かぶフルマラソンとかアイアンマンレースなんてものは過酷ではあるけれど、最も過酷かと言われればそうではないという答えになる。

今回の『クレイジージャーニー』では地球上で最も過酷なレースと言われている「アドベンチャーレース」というものを2週にわたって放送していた。

f:id:slices:20170326021347j:plain

 

アドベンチャーレース(ワールドチャンピオンシップ2016)

そもそもアドベンチャーレースというのはなんなのか。日本国内にもあるらしいのだが、今回の『クレイジージャーニー』ではオーストラリアで行われたワールドチャンピオンシップ2016に参加する田中正人という人を密着。

 

アドベンチャーレースとは山、川、海といった自然の上に設定されたコースを相手に、自身の足やマウンテンバイクやカヤックを使ってゴールを目指すというもの。コース上には様々な場所にチェックポイントがあり、全てのチェックをクリアした上でゴールを目指すのだ。基本項目として「トレッキング、カヤック、マウンテンバイク、洞窟探索」があるのだとか。

そのレースの走行距離は600kmという信じられない距離である。これに4人1組(男女混成)で挑む。完走するだけで大変なレースである。開催地とコースは毎回変わり、レース直前までコースは明かされない。

今大会のコースはレースが始まる3時間前まで公開されなかった。なんか少年漫画の設定みたいな感じがある。

自然相手の大冒険となるアドベンチャーレースのコースは、過去には参加50チーム中49チームがリタイヤしたという大会もあったのだとか。

 

田中が語るアドベンチャーレースの魅力とは「思うようにいかないこと」であるという。アドベンチャーレースは「対自然、対人間、対自分」に真摯に向き合うスポーツなのだ。

 

想像を絶する過酷さ

アドベンチャーレースはチームで自然を攻略し、どのチームよりも先にゴールを目指すレースだ。なんかちょっとワクワクしてくる感じもある。しかしこれが想像を絶する過酷さだった。

川を歩いて進んだり、岩場を自転車で行ったり、夜でも休まず進んだり。途中自転車から転げ落ちて一時喋れないほどの負傷をしたり、気がついたらヒルに血を吸われていたりと、思いもよらないアクシデントに見舞われる、サバイバルな過酷すぎるレースだった。

田中のチームはスタートから48時間ぶっ通しで進み、その間の休息は3時間の仮眠のみ。結局62時間で3時間しか寝ずに進んでいく。こうなってくると消耗しきって肉体も精神も極限状態に陥る。ここからがアドベンチャーレースの過酷たる所以だ。チームであるからこそ、各々の意見の食い違いも生まれる。

極限状況で「寝るか寝ないか」という意見の食い違いが出る。62時間で3時間しか寝てないって、寝なきゃ死ぬだろって思ってしまうが、この状況で下されたリーダー田中の判断はたった1時間半の仮眠だった。完走も目的だが、順位を競っているので先に進みたいのだ。その判断は究極の選択を迫られる。

 

小池「神様の遊びみたい」設楽「悟空とかが出るレース」

アドベンチャーレースについてスタジオで見守る小池栄子は「神様の遊びみたい」と言い、設楽統は「悟空とかが出るレース」との感想。僕も全くその通りだなと思った。

自然を相手取るこんな過酷なレースも、コースを考えた人間がいるわけである。主催者側だ。主催者側は大自然に人間を放り込んでいるわけである。

主催者はレースを経験している人だったりするらしいが、大きな大会の運営となってくると、金があったり、権力があったり、コネがある人が多いのだという。いや本当に少年漫画の世界観のようになってきた。少年漫画でよくあるような、表に出ない闇の権力が、人間を使って遊んでいるという構図が連想される。

とあるアドベンチャーレースでのコースは運営側が現地視察していないのにも拘わらすコースに組み込まれたポイントがあったらしい。そこは7割くらい水の中であるのにトレッキングセクションとして設定された場所だ。なんとそこには野生のジャガーがいるのだとか。

この大会が先に記した参加50チーム中49チームがリタイヤした大会である。参加者から主催側へのクレームが通り、そのポイントを除外してレースになったんだとか。

自然を相手取るレースでもあるけど、そこに肉食の野生のジャガーが参戦してくるともはやバトルである。設楽のいうように「悟空とかが出るレース」である。

 

おわり

アドベンチャーレースはまるで少年漫画が現実化したようなスポーツである。こんなスポーツがあったなんて全く知らなかった。フィクションの世界に近いような印象を受けた。テレビの企画としてもありそうだが、スポーツとして存在しているというのが驚きだ。

過酷さは劣るのかもしれないが国内のレースもあるようなので、またクレイジージャーニーで取り上げて欲しいなと思った。