【ワイドナショー】茂木健一郎のお笑い芸人批判に対する松本人志の意見が残念だった件

今週のワイドナショーを見た。ここでは、脳科学者の茂木健一郎氏の「日本のお笑い芸人は終わっている」発言を取り上げ、笑いの大御所松本人志が反論していた。

僕はダウンタウンの笑いを見て育ってきたし、松本人志の笑いは大好きなのだけど、今回のまっちゃんの茂木さんの意見に対する反論には結構がっかりした。

 

面白くなかった

なぜがっかりしたのか?いろいろと気になったことはあるのだけど、一番はワイドナショーでのこの話題の取り上げ方が面白くなかったからだ。

 

松本は茂木さんの発言に対し「全然腹が立たなかった。なんで全然腹が立たないんだろうって思ったら、茂木さんが全然面白くないから」とコメント。そうやって笑いを誘っていた。

これってちょっと変な反論である。というか、そもそも反論ではない。全然腹が立っていないのだから松本には反論という意識はないのだろうと思う。コメントを求められたから仕方なく返したという程度のことのような感じがした。

ただ、番組で圧倒的に発言力のある松本の意見であることには変わりない。この発言で流れができてしまい、「茂木さんが面白くない」という点での議論になってしまっていた。茂木さんの意見の中身の言及は薄く、茂木さんという人への批判に終始したのだ。

この取り上げ方があまり面白くなかった。やっぱり僕としては松本人志のお笑い論が聞きたかった。まあでも「何も思わなかった」というのはまっちゃんの本音なのだろうなと思う。

昔から自分の笑いを異常なまでにストイックに追求してきた松本人志が、「日本の笑い」とか大きなくくりで笑いを否定されても、何も思わないのだろう。ニーズに応えて笑いを作ってきた人ではなく、これまでになかった笑いを一から自分で作ってきた人だから、周りのことは関係ないし興味はないのだろう。

 

じゃあお前がやってみろよという反論は

ただ、松本の意見が「茂木さんが面白くない」という方へ行ってしまったのが残念だ。腹が立たず、何も思わなかったのだろうから何も言わなければよかったのに。でもまあテレビでそう言うわけにもいかないか。何か面白いことを言わなきゃならない。

反論すらない松本は「茂木さん面白くない」という方向で笑いを取りに行った。これに僕はがっかりしたのだ。

自分の土俵である笑いに、他業種の人を引きずり込んで否定する。これは汚いやり方である。これを言ってしまえば、そもそも批評とか意見とか何もできなくなってしまう。お笑いの世界でもう大御所である人の発言であるから尚更だ。

 

そういえば、お笑い芸人の人はこれをよく言うなと思う。「笑えない」と否定されると「じゃあお前やってみろよ」とすぐに言う。公に顔を出して一般人の批判にさらされる職業で、すぐにそんな発言するのってお笑い芸人くらいじゃないかと思う。

スポーツ選手も政治家も俳優も別の立場から批判された時に「じゃあお前やってみろよ」なんてことは言わない。

 

おわり

そもそも反論しなくてもいいと思うし、話題として取り上げるのならば茂木さんの意見の中身についてもう少し議論して欲しかったワイドナショーでは海外の笑いに理解がある人もいないようだったし、意見の多様性がなかった。最後は茂木さんの意見ではなく茂木さんを否定することばかりしていて残念すぎた。

茂木さんの日本のお笑い芸人批判コメントに関して、正しく議論で答えているのは「土曜The NIGHT」での村本大輔くらいだと思う。しかしそこでの濃かった内容をワイドナショーでは茂木さんが反省していたというところだけをピックアップ。あの議論を見た僕としては一つの答えが出ていた気がするのだが、茂木さんが謝ったところだけを取り上げていた。そしてそれに対しまた松本が「な?全然面白くないやろ?」と重ねていた。

今週のワイドナショーでのこの議論、僕にとってはほとんど笑えなかったし、ただの弱いものいじめのように見えてしまったのだけど、博多大吉の「空気を読んでいる芸人って俺のこと言ってるんじゃないか」という自虐だけは抜群に面白かった。

 

 

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