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【土曜The NIGHT】茂木健一郎×村本大輔。批評性のある笑いがないのは日本の環境の問題?

テレビ、ラジオ

脳科学者の茂木健一郎さんの「日本のお笑い芸人は終わっている」という発言があったのが1週間ほど前。この発言については爆笑問題がラジオで反論するなど波紋を広げている。

茂木さんの発言は、日本の笑いと海外の笑い、引いてはテレビの仕組みなどなど色々と考えるきっかけになった。

 

ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT

先週の土曜、AbemaTVの「ウーマン村本の土曜The NIGHT」では渦中の茂木さんがゲスト。タイムリーな話題をすぐさま扱っていた。ネットテレビだからこそできるスピード感だ。鉄は熱いうちに打てである。

www.youtube.com

番組は2時間。結構長い。長い議論の中で茂木さんと村本さんの意見がぶつかり合うことはそれほどなかった。

僕がざっくり見てみたところ、このお笑い議論は日本という環境の問題なのだなと感じた。

 

日本という環境の問題

茂木さんの主張は「日本のお笑い芸人のスキルはすごいのだから、海外のスタンダップコメディのような政治や差別なども取り込む批評性のある笑いもやるべき」というもの。

この主張に対し、下積みからコツコツとお笑いの世界を見てきた村本さんからすると「政治や差別をネタにする芸人は存在する」とのこと。しかしそれは小さな劇場レベルの笑いであって、テレビには出てこれないのだとか。観覧のほとんどが若い女性であるテレビのお笑い番組では受け入れられないタイプの笑いなのだ。

 

まあ普通にそうだよなと思う。芸人は何としてでも売れたいだろう。人前で、劇場で、ネタ見せで、たくさん作ったネタを披露していき、より受ける方へとシフトして行くだろう。その過程で批評性がある笑いが残って行くとは到底思えない。

芸人達は、まず自分たちが作り上げた笑いを披露していき、その中で客にうけた笑いを抽出していってそれを元にその方向で笑いを作って行くのだと思う。客のニーズに応えていくわけである。とすると、日本に批評性のある笑いがないのは客が求めていないから、すなわち日本人のお笑い好き達の問題ということになる。

 

ただ、かつてのダウンタウンがそうであったように、芸人が客を育ててもいいのではないかとも思う。「こういうのが面白いんだよ」と自信満々にやりきる人たちがいてもいいのではないかと思う。政治ネタなどをちゃんとした面白い笑いに昇華する人たちが、新しい市場を作ってもいいはずなのだ。

それはすなわち大人向けの笑いである。大人になると否が応でも政治に興味を持つようになる。生活していると切実な問題としてどうしても視野に入ってくる。とはいえ、日本社会は政治や宗教の話はタブーだったりする。本当に仲のいい人とは喋れるけど、日常会話としてはなかなか難しい。こういう空気を打破するのは笑いしかないだろう。

 

最近のテレビは生活に役に立つ情報番組とか健康番組が増えてきていると思う。そういう番組が視聴率を取るのだろう。そいういう番組を見ているのは大人のはずだ。ということは大人向けの笑いもニーズがあるはずなのだ。

 

 

slices.hatenablog.com

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