【ボクらの時代】日本の笑いとアメリカの笑いは種類が違う。日本の笑いは子供向け、タブーが多い

茂木健一郎氏のこんなツイートに目が止まった。

僕は海外に住んていたこともないし、海外の笑いは知らない。その上で日本のお笑いは大好きだ。なので地上波テレビがオワコンと言われてしまうと腹が立つところもある。けれども茂木さんが指摘するように、確かに日本の笑いは権力批判のような風刺の要素が全くないなあと思う。

多少なりとも権力批判のようなスタイルのタレント、芸人がいてもいいと思う。けれども、テレビという媒体の権力によってそういう人は露出できなかったり、そもそも日本の視聴者は好まなかったりするのだろう。

そういう現状がオワコンという意味では茂木さんのツイートに同意した。

 

ボクらの時代「日本とアメリカは笑いの種類が違う」

先週の「ボクらの時代」でまさに茂木さんのツイートと同じような話がされていた。ゲストは厚切りジェイソン、SHELLY、パックンだ。アメリカ人2人、ハーフ1人の鼎談は日本とアメリカの違いについてトークが盛り上がっていた。その中にお笑いの話もあった。

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パックンの「ジェイソン君はアメリカと日本の笑いどっちが面白いと思う?」という質問を皮切りに、話題はアメリカと日本の笑いの違いについて。

ジェイソン「笑いの種類が違う。日本は政治ネタをしないしパロディをしない」

 

SHELLY「それ!タブーが多すぎる!」

 

パックン「まあ無難ですよ」

 

ジェイソン「無難というか、無難すぎるから子供向きに感じるんですよね」

 

SHELLY「みんなが笑える」

 

ジェイソン「そう、みんなが笑えるイコール子供向け。自虐ネタが多い」

 

パックン「自虐は無難ですよね。自分をバカにする分には誰も文句を言わない」

今アメリカはトランプ大統領をネタにした笑いが多いという。政治を理解している大人向けの笑いだ。

そういう笑いに比べると確かに日本の笑いは子供向けかもしれない。日本の場合はタブーが多すぎるのだろう。

日本にある風刺の笑いでいうと、ビートたけしとか爆笑問題太田くらいしか思い浮かばないし、それも薄いと思う。

僕はあまり知らないのだけど、イメージでは爆笑問題太田の笑いは「みんなが避けているタブーの事例をあえて発言する」というタイプの笑いだ。タブーが多い中で、タブーに触れること自体、触れる程度で笑いになってしまっている。「あいつ言っちゃったよ」ってな感じの笑いだ。内容までは触れない。その笑いを受け入れる周りの土壌がないとも言えると思う。

「ボクらの時代」でのこの3人の意見は、日本の笑いにとってはなかなか辛辣でもあり的を射た意見だと思った。

 

なぜ日本人タレントは政治の話をしないのか?

さらに「ボクらの時代」では、日本のタレントは政治的なスタンスを表明しない人ばかりだという指摘もしていた。トランプ騒動が記憶に新しいが、確かに海外では有名ミュージシャンや俳優さえもトランプ批判をして、自分の政治的立場を表明している。

パックン「日本はなんで言わないんだろうね?」

 

SHELLY「タレントというものが商品という意識が強い。事務所や周りに迷惑をかけてしまう。だから余計なことは言わない」

 

ジェイソン「結局何も言わない人は何も思っていないことと同じだと僕は思う。だから多くの日本のメディアに出ている人は全く意見がなくどうでもいいようには感じる」

 

SHELLY「確かにふわっとしたことを言う。話しづらいことがあるのはわかるけど、討論下手。結局この問題は学校教育の問題に戻ると思う」

もちろん学校教育の問題もあると思うが、タレントの話でいうと、事務所の影響力が強すぎて個人が弱いのだろうと思う。昨今の芸能界を見ているとそう思わざるを得ない。

 

おわり

僕は今でも日本の笑いが好きだけど、大人になるにつれて笑いを見るのは減ってきたところがある。お笑い芸人たちの笑いで面白いと感じるものがどんどん減ってきている。

最近では、思想家の東浩紀氏や、それこそツイートしていた茂木さんあたりが酔っ払って世間を憂いているトークの方がお笑い芸人のトークよりも数倍面白く感じるようになった。笑いという意味ではちょっと違うけれど、単純にそっちの方が面白いと感じる。

 

 

 

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