テトリス相関図が面白い件。感情に訴えかける面白い相関図だけど、実際のところは?

テトリス相関図を書いた」というツイートが話題になっていた。

togetter.com

テトリスをやったことがある人はわかると思うが、この相関図、言い得て妙なのだ。「天才かよ」とネットで褒めちぎられている。

 

テトリスのブロックを文字で表す

上の相関図とちょっと話が逸れてしまうのだが、まず最初に書いておきたいのが、テトリスのブロックの文字化だ。

SNS上の会話は文字で行われる。なのでツイッター上ではテトリスの各ブロックをうまいこと文字で表してみんなが会話していた。上に貼ったtogetterのサイトではこれが自然と行われている。

文字化されたテトリスのブロックはすんなりと理解できるから、すんなりと会話が成立している。僕はまずここに驚いた。

 

ここではテトリスのブロックをそれぞれ「I」、「L」「逆L」、「Z」「逆Z」、「凸」、「田」としている。日本ならではの漢字が加わっているところが素晴らしい。

 

テトリスをやったことがある人は納得の相関図

そしてこの相関図である。これはテトリスをやったことがある人はすごくよくわかる。

 

うーむホントに言い得て妙。頭の中がスッキリしたような気さえする。ともすれば今後テトリスがこのように見えてしまうような気さえする。

なんとなくみんなの頭にあったことがわかりやすく整理された感じなのだ。

 

「田」の扱いに意見が分かれる

ただ、togetterをよくよく見てみると、「田」の扱いについては意見が分かれていた。

テトリス相関図ではすべてのブロックからうざいと思われている「田」だが、「L」と「逆L」とは相性がいいのではという意見だ。

なるほど、確かにそうである。「田」と「L」「逆L」はかなり相性がいい。この相関図をぱっと見た時には気がつかなかった。僕はこの相関図で最初に「田」がみんなからうざいと思われている感じに笑ったし、強く共感したのだけど、言われてみれば確かにそうだ。

何故気がつかなかったのだろう。これを説明するにはちょっと長くなる。

 

テトリスの基本は「I」待ち

テトリスは基本的に「I」待ちになるように組んでいき、「I」がきたところで一気に4段消すやり方が効率が良い。

ちまちま1段ずつ消していくよりも一気に消すことで、対戦であれば相手に大きなダメージを一気に与えられ、一人プレイなら高得点を得ることができるのだ。テトリスのようないわゆる「落ちゲー」と呼ばれるゲームは大体このような仕組みだ。

で、この「I」待ちの状態になったところの1ブロックだけの狭い隙間に、待ちに待ってようやく来た「I」が入っていってパッとブロックが消える感じが爽快なのだ。テトリスといえばこの気持ちよさが印象的なゲームなのである。

文章では伝えづらいのでこちら。別の意味ですごい変態的な動画だが、短くて簡潔だしテトリスの戦い方はわかると思う。右をあえて空けておいて「I」待ちにしている。

www.youtube.com

テトリスのセオリーである「I」待ちの戦い方は、気持ちのいい最後の一手となる「I」が最も価値の高いブロックになる。

そして「I」待ちの状態で「田」がくると「お前じゃねえんだよ」というがっかり感が強いので「田」のウザさが印象に残る。

みんなこの戦い方の印象が強いからこの相関図に共感するのだと思う。

 

テトリスをよくよく思い出してみると

この相関図では最もいいポジションにいる「I」も、テトリスをよくよく思い出してみると、タイミングによっては扱いづらいブロックでもあった気がする。

「I」待ちを作り上げていく過程で来てしまったら、結構厄介なブロックなのである。汎用性がないのだ。思い返してみれば「まだ今は早いんだよなあ」と何度思ったことか。けれども、最後に一気に消せた時の気持ちよさの印象の方が強いから、扱いづらかったことなど忘れてしまうのだ。

逆に「田」は「I」待ちの状態でくるとうざいが、「L」「逆L」が多く来ている時には重宝する。しかし「I」待ちの状態で来た時のウザさの印象が強く残るのだ。

ネットの有名なこの画像がすぐに思うかぶ↓

http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/38/0000920038/79/imgbf07e88fzikezj.jpeg

出典http://plaza.rakuten.co.jp/greatest29/diary/201005090000/

つまりテトリス相関図は、テトリスというゲームの相関図ではなく、テトリスのブロックに対するプレイヤーの感情的なイメージをうまく表した相関図ということなのだ。

 

本質を突くということ

テトリス相関図はみんなの中にある感情のイメージを図として表したに過ぎない。これはこれですごいし面白いことだったけど、テトリスの世界が本当にこの相関図通りなのかというとそうではない。

これは、何かの議論などで平易な言葉で物事の本質を突かれた時と似ているなと思った。複雑な物事の本質をうまい言葉で表現され、「ああ確かにそうだ!」とその時は整理されたような気になるけど、実際の物事は結局もっと複雑なので、その本質通りじゃなかったりする。一時的に頭が整理されただけということが多々ある。

 

テトリス相関図はテトリスの本質だと思ったら大間違い、「皆の感情にしっくり来たもの」というだけなのだ。しかしとても面白かった。

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