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10年以上前に通っていたラーメン屋が今も変わらず営業しているという幸せ

僕は月に1、2回くらいラーメン屋に行く。

同じところへは行かず、毎回違うラーメン屋に行く。それをここ半年1年くらい続けているけれど、未だに行ったことがないラーメン屋はたくさんある。

僕の自宅から半径15キロ圏内に絞ったとしても、まだ半分も行っていないかもしれない。それほどラーメン屋というのは数が多い。そして移り変わりも激しい。

 

先日、昔よく通っていたラーメン屋に行ってきた。そこへ行くのはもう15年ぶりくらいになるだろうか。学生の時によく行っていたラーメン屋だ。

15年前から考えると僕の住む街は少しづつ変わっている。道路は少し広くなり、コンビニが増えた。立ち並んでいる店の半分くらいは変わった。

 

僕の今回の目的のラーメン屋の向かいにあったラーメン屋も無くなっていた。僕が通っていた間はあったはずなのだが、綺麗さっぱり無くなっていた。

無くなったのはチェーン店のラーメン屋で、いつもまあまあ混んでいる人気店だった。どちらかといえば僕がよく行っていた方のラーメン屋よりも客は入っていたんじゃないかなと思う。

街は少しずつ変化しているのだ。

 

そんな中でも僕が学生時代に通っていたラーメン屋は変わらずあった。変わらなすぎだろと思うくらい変わっていなかった。それが嬉しかった。

 

駐車場は中途半端な砂利の部分とアスファルトで舗装されている部分がまだらで凸凹のまま。白線も引いてないからフリーハンドで駐車する感じは変わらず。

看板は新しくなったが赤字に白抜きというシンプルなデザインは変わらないままだ。店内も変わらず、家系のラーメン屋なので床がヌルヌルする。

そんな中でちょっとだけ、味の心配をしていたのだけど杞憂に終わった。味も変わらず美味しかった。

 

そこのラーメンをよく食べていたのは学生時代で、その時僕ははほとんどそこでしかラーメンを食べていなかった。

今では美味しいラーメンもまずいラーメンもたくさん食べてきたから、あの時よりも自分の舌が進化しているのではないかと思っていた。

だから学生時代は美味しく感じたラーメンも、もしかしたら今では美味しく感じなくなってしまっているのではないかと思っていたのだ。

でもそこでよく食べていたラーメンは変わらず美味しかった。オーソドックスな家系ラーメンでベタな味は変わらず。それでもチェーン店の家系ラーメンよりも自然な味がする。そこがこのラーメン屋のいいところだ。

 

味も佇まいも変化はなかった元行きつけのラーメン屋だが、店長のおやっさんには少しだけ変化があった。少しだけ痩せて頭が寂しくなっていた。それ相応の年月が経ったということだ。感慨深くなった。

 

立ち並ぶ店が移り変わる田舎の主要道路に立つ、昔ながらの美味しいラーメン屋。周りの風景は変わろうともこの味だけは変わらず守って行ってほしいものである。

 

 

 

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