第16回「ipponグランプリ」麒麟川島が初優勝。初出場者の選出、組み合わせに疑問が残る大会

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大喜利の祭典、フジテレビの「ipponグランプリ」を見た。僕はこれまでの「ipponグランプリ」は初回から欠かさず見ている。もう今回で16回目になるらしい。

一応「ipponグランプリ」は大喜利のチャンピオンを決める大会ではあるけど、年に2〜3回ぐらいあるということもあり、M-1キングオブコントのような権威がないところがいい。

賞レースのような緊張感もありながら、面白い大喜利を見せてくれる番組である。

 

Aブロックの方がレベルが高い?

ipponグランプリ」にはテレビに出ずっぱりの実力のある芸人たちが出演する。この辺りも賞レースでありながらM-1キングオブコントとは一線を画すところである。

もう売れて自分のポジションを確立した立場のある芸人たちが、火花バチバチでお笑いの勝負をするのだ。実力のある芸人たちの普段見られない姿が見れる。松本人志というホストがいてこそ実現する大会である。

 

Aブロック

バカリズム
ふかわりょう
千原ジュニア
永野
秋山竜次(ロバート)

 

ホストの松本人志も言っていたがAブロックは濃い。バカリズム千原ジュニア秋山竜次の三人が優勝経験者。それ以外の二人は初出場という組み合わせ。

Aブロックは実力がそのまま出て、優勝経験者の三人が一歩も譲らず最後までipponを重ねる展開だった。実際の笑いの量もAブロックの方が多かったと思う。ちょっと実力の偏りが気になったブロックの組み合わせとなった。

 

Aブロックは優勝回数3回を誇るバカリズムが主導権を握る形で進んで言った。 最初のipponはやはりバカリズム。もう大喜利の総合力ではナンバーワンであることは間違いない。誰もが認めるところではないだろうか。

その中でも問題との相性がある。ふかわは序盤こそ苦戦したものの、最後の問題ではipponを連続ダッシュして三人のチャンピオンに迫っていた。


最後はバカリズム千原ジュニアのサドンデス。これまでサドンデスの勝率は8勝7敗となぜかめっぽう弱いバカリズム。苦手意識はあったようだったが、今大会は勝ち上がった。これで優勝と言っていいほど鮮やかな答えだった。笑いなのにかっこいい感じすらした。

サドンデスはスピード勝負だったり運の要素があまりにも大きい。サドンデスで答えることすらできなかった千原ジュニアは、アナウンサーの「どうでしたか?」という振りに無言でフリップの答えを出した。悔しさがにじんでいた。その答えは秀逸。ゾクゾクするようなレベルの高い争いだった。

初出場の永野はいらなかったと思う。1枠勿体無かった。

 

Bブロック

堀内健ネプチューン
中岡創一(ロッチ)
若林正恭(オードリー)
久保田和靖(とろサーモン
川島明麒麟

 

Bブロックはスタートダッシュしたのは若林。「大林素子がセクシー女優に、デビュー作のタイトルを教えてください。」というなかなか攻めた問いに、生き生きと答えていた。

Aブロックは永野、そしてこのBブロックは中岡がいらない感じがした。特に中岡ははっきりと滑っていた。初出場の緊張がそのまま出てしまった感じもあったと思うが、大喜利向きではないのだろう。

Bブロックでは個人的にはホリケンが一番面白かった。優勝した時などもっと調子がいい時ほどではなかったけど、やっぱり発想が面白い。

バカリズム千原ジュニア、若林、川島あたりは答えのうまさがちらついたりもするけれど、ホリケンはそれが一切ない。その自由奔放な発想が面白い。

そこそこ面白かったけど、やはりAブロックと比べると見劣りした。もうちょっと出演者と組み合わせがどうにかならなかったのかなあと思ってしまった。

 

決勝はバカリズムvs川島明

ipponグランプリ」は相変わらずのド派手なセット、そこに座席が登っていっての決勝の画は、相変わらず不思議で面白い。決勝は取って取られての拮抗した争いだった。

ここでは「新たなルールが加わりあっち向いてホイ界に革命が!なに?」という問題へのバカリズムの回答が面白かった。Aブロックのサドンデスの回答もそうだが、今大会はバカリズムの答えが一番面白かった。

決勝は難しい問題が多いし、緊張感もあるからあんまり笑いの量がない。川島が優勝したが、優勝を決めた答えは納得がいかなかった。どこか、その日の答えの合わせ技で調子が良かった川島を優勝させてあげようと審査員の芸人たちが持っていったような感じがした。

 

おわり

今大会は爆発的な笑いが少なかった。それだけに大喜利で実力のある芸人たちが存在感を見せていたと思う。秋山やホリケン、久保田あたりがもっと勢いに乗れれば場が荒れてもっと面白かったと思う。

残るのは出演者をどう選んでいるのかという疑問だ。スタッフが選んだのか、初出場者がよくなかった。ふかわは良かったけど、永野と中岡は全くダメだった。僕の記憶している中では最も滑っている量が多かった大会だと思う。

これなら予選勝ち上がり枠を増やした方がいいだろう。予選を勝ち上がった久保田はやっぱり面白かったし。 

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