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【ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ】「ショートケーキに乗っているイチゴ、最初に食べる?最後に食べる?」

テレビ、ラジオ

f:id:slices:20161025195435j:plain出典:https://www.pakutaso.com

 

 

「ショートケーキに乗っているイチゴ、最初に食べる?最後に食べる?」

こういうテーマのドラマが昔にあった。「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」というテレビの連続ドラマだ。

僕は滅多にケーキを食べないけれど(食べるならチーズケーキ)たまにショートケーキを食べるときにこのドラマのことを思い出すことがある。

 

 

ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ

ドラマの詳細は覚えていない。ただ、主人公の深田恭子は最初に食べる派で、もう一人の主人公タッキーは最後に食べる派だった。

今、ウィキペディアで調べてみると、なんともう15年も前の作品らしい。あの頃はまだテレビドラマを見ていたなあとしみじみ思う。

ドラマの内容は高校生のちょっとドロドロとした恋愛模様という感じだ。まだキレキレだった深田恭子の可愛さと、窪塚洋介の主役を食ってしまうほどの不思議な存在感が印象に残っている。

 

イチゴをいつ食べるのか問題

このドラマでは主人公の二人が対照的に描かれていた。引っ込み思案なタッキーとグイグイの深田恭子。ショートケーキの上に乗ったイチゴを、引っ込み思案な方は最後に食べるし、グイグイの方は先に食べる。

これはドラマの中では「好きなものを最後にとっておくのか、最初にとってしまうのか」という命題に置き換わっていく。

ウィキを読んで少し思い出した。内向的なタッキーは最後に食べる派で、自分の気持ちがなかなか言い出せないでいる。

自分の気持ちに正直な天真爛漫なタイプの深田恭子は、あっさり窪塚洋介に告白し振られる。そのショックで摂食障害になってしまう。

「ショートケーキに乗っているイチゴ、最初に食べる?最後に食べる?」という問題が象徴的に使われていて、なかなか面白いドラマだった。

 

ABBAの曲

このドラマでは、当時ですでに懐メロだったABBAの楽曲が劇中で使われていた。

あの頃(今もそうかもしれないが)の連続ドラマの主題歌なんてタイアップがほとんどだ。事務所が売り出したい音楽を無理矢理ねじ込む。ドラマの視聴率はまだ普通に20%くらいあった時代だ。主題歌ともなれは必ずオリコントップ10に入る。経済が動くのだ。

このドラマは経済効果を狙ったタイアップではなく、作品に合わせてABBAの楽曲を使っていた。

明るいんだけどどこか悲しみを持っているような響きがドラマの世界観にはまっていた。当時に、ちょうどいい古さによるノスタルジーを感じたのを覚えている。

www.youtube.com

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僕は最後のタイプ

僕は「好きなものをどうするか」という点では最後にとっておく方だ。ドラマでもどちらかといえば内向的なタッキーに共感した。(それだけイケメンなら黙っていてもモテるだろという映像作品には必ず存在する矛盾は省いて)

小説などは最後に向かうにつれて読むペースが落ちる。「楽しいものが終わってしまう」という感覚が生まれる。楽しいものはとっておきたくなる。

kindleでまとめ買いしたエヴァンゲリオンも最後の巻で未だに足踏みしている。

好きになったものに対する期待が大きいので、それがどう収束していくのか見届けるのが怖いというのもある。

 

おわり

単純に 「ショートケーキに乗っているイチゴ、最初に食べる?最後に食べる?」という問題であれば、僕は「真ん中あたり」と答えるだろう。

普通に食べ始め、ショートケーキの甘さに飽きてきたときにイチゴを食べる。真ん中あたりにイチゴを食べて、イチゴの酸味で舌リフレッシュした後にまたショートケーキの甘さを楽しむ。これがベスト。

 

深田恭子はイチゴを最初に食べるという理由に「だって最初に食べないと誰かに取られてしまうかもしれないじゃない」と言っていた。

これも「好きなもの」として捉えるとわかりやすいメタファーとなっていて、当時10代だった僕にとっては印象に残った。

 

 

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