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『ルパン三世 カリオストロの城』はやっぱり名作。コミカルさとカッコよさのバランスが最高

映画

昨日、金曜ロードショーでやっていた『ルパン三世 カリオストロの城』を見た。宮崎駿監督の劇場版デビュー作である。僕にとってはラピュタとかナウシカとかもののけ姫と同じように、何度も見たことがある作品だ。

なんで何回も見るのかといえば、昨日のように金曜ロードショーでやっている頻度が高いということもあるけど、とにかく単純に面白いからだ。

今回久しぶりに見たけれど、開始数分でやっぱり相当な名作だなと思った。

 

テンポがいい

僕は昨日はカリオストロの城を見る予定はなかった。テレビを回していたらちょうど始まったので、ちょっと見てみるかっていう感じ見はじめたら目が離せなくなった。一発で心を惹きつけられた。何しろカリオストロの城は冒頭からテンポがいい

 

冒頭は一仕事を終えたルパンと次元の車中のやり取りから始まる。盗んだ金がゴート札(偽札)だとわかり、走る車からばらまく2人。コミカルさもありながら絵になるシーンだ。そこからしっとりしたワルツが始まる。曲と映像がいいから心を掴まれる

曲が終わると派手なカーチェイスが始まる。このカーチェイスの誇張表現による勢いがすごい。壁を走ったり、道なき道を行ったり。躍動感が半端無いのだ。車が生きているようである。アニメだからこそ出来る表現。見ていて爽快なシーンだ。

カーチェイスが終わり、花嫁の残した手袋の中には何やら意味ありげな指輪が。そして謎が始まり物語のテーマが見えてくる。花嫁を回想し「大きくなりやがって」とつぶやくルパン。

「この話はルパンの過去も関係している」と思わせ物語の深みを感じさせる。ここまでで15分。うーん素晴らしい。さすがは宮崎駿である。

 

キャラクターが魅力的

ルパン三世の魅力といえば何と言ってもどのキャラクターも魅力的なところだ。

子供の頃に、「ルパン、次元、五右衛門」の3人で誰が一番好きかなんて話題にしていたけど、結局決められないのだ。3人とも皆魅力的なんである。そこへ脇を固める峰不二子と銭形のとっつぁんがいる。この2人も欠かせない存在だ。

 

この映画のテーマとなるカリオストロの城に侵入を企てるルパンと次元。その本拠地には先にしれっと忍びこんでいる不二子がいる。

ルパンと次元の侵入計画を助けるため、遅れて五右衛門がやってくる。その時にパトカーも見え、とっつぁんの影がちらつく。

「役者が揃ったな」と思ったら、やはり銭形のとっつぁん登場。とっつぁんを見てルパン自身が「役者が揃ったな」との発言。とっつぁんを銭形と呼び捨てにする、仕事モードのルパンだ。

 

このルパン対不二子、ルパン対銭形のとっつぁんとの関係性が最高なのだ。劇中のメインのところでは助け合い共闘するのだが、どこかで敵対する関係性でもある。

この辺りのバランスが刻々と変化ながら物語が進む。もともと立場が違ったり敵対しているから、助け合う瞬間にはグッとくる。

 

「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」

この映画は絵になるシーンが多い。そして名シーンとしてあまりにも有名なのがラストの銭形のとっつぁんの粋なセリフだろう。日本映画の屈指の名シーンと言える。

 

助け出したクラリスの告白に応えない大人の泥棒ルパン。さすが伯爵をロリコン扱いするだけのことはある。クラリスのデコにキスするルパンかっこよすぎ。

そして慌ただしく去っていくルパンを追うとっつぁんが登場。ここで名台詞を吐くのだ。その後に要所で助けてくれた庭師のじいさんが「なんと気持ちのいい連中だろう」と言う。この一言だ。ここまででワンセットの名シーンである。

 

ツイッターを見てみると「盗んでいきました大喜利」みたいなっていた。

 

おわり

最後はベタにみんながキャラを演じあって終わる。不二子がおいしいところを持って行く。ドタバタと逃亡するルパン一味(五右衛門だけ冷静)を追う銭形のとっつぁん。コミカルなシーンにまた最初の優しいワルツが流れ始める。

いやー『ルパン三世 カリオストロの城』は本当にいい映画である。

コミカルさとかっこよさのバランスが素晴らしい。そしてそこに加わるのは宮崎駿の真骨頂、アニメでしかできない表現だ。実際の動きよりも誇張することで(どこを誇張するのかが重要で難しいだろうけど)躍動感が生まれている。見ていて本当に気持ちが良い映像なのだ。

またこれからも見ることになるだろう、文句のつけようがない名作映画である。

 

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