草薙龍瞬『反応しない練習』 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

草薙龍瞬というお坊さんが書いた本を読んだ。『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』という本だ。

kindleセールで安くなっていたのでとりあえずポチっておいた本だったが、これがとてつもなくいい本だった。

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ブッダの合理的な考え方

この本は仏教の開祖であるブッダから学ぼうという本だ。

僕は宗教に詳しくないけど、仏教が僕が他に何となく知っているキリスト教イスラム教と違うという程度の理解はしていた。

宗教=「神様がどうたらこうたら」というイメージはあるが、仏教には神様がいない。本書に書かれていた仏教とは、

一見すれば明らかですが、これは「何かを信じれば救われる」という宗教ではありません。「こう考えれば、悩み・苦しみを抜け出せる」という、シンプルな「思考法」です。

 

この「思考法」が納得のいく合理性を持っていたし、何となく普段から感じているモヤモヤの解決法として、僕にとっては非常に役に立つ本だった。

 

現実を受け入れる?

普段暮らしていて、悩みは山ほどある。「もっとお金があれば」とか「なんで上司はあんなに嫌な奴なのか」とか「俺はこんなにも頑張っているのに」とか色々。そして、このような現実があることがつらい。つらい日々。

こんな現実に対してのブッダの考え方は

人によっては、「現実を受け入れることは、つらい」と思うかもしれません。でも、そうではありません。「受け入れる」のではなく、「ある」ものを「ある」と理解するだけです。

「わたしには悩みがある。未解決の問題がある」と、はっきり自覚します。「でも、きっと解決できる」と考えます。その「方法が、これから学ぶ「ブッダの考え方」です。

わーおブッダ超クール。全く合理的な考え方である。そう、合理的。合理の反対は感情。そうだ僕たちは感情に左右されすぎているから悩み苦しんでいるのだ。

その感情を排除して問題を理解する。それだけをすればいいのだ。

 

判断しない

無駄な心の動きを生まないために必要なことは「判断しない」ことだという。

悩みを生んでいるのは判断だ。「この上司は嫌い」という僕の勝手な判断だし、「自分は頑張っている」という判断だ。

人はそうやって判断しながら生きている。なぜかといえばどうやら判断すること自体が気持ちいいことだという理由からであるらしい。

良し悪しや、正しい・間違っているといった判断は、それだけで「わかった気」になれます。結論が出せた気がして、安心できるのです。

ぐうの音もでねえ。さらにもう一つ、判断してしまう理由があるという。

もう一つの理由は、「判断することで認められた気分になれる」ことでしょう。たとえば誰かとケンカした後に、「あの人はここが間違っている」「彼があんなことをしたから、こうなったのだ」と振り返ることがありますね。

友達に電話して事情を説明し、「それはおかしいよね。あなたは間違っていない」と、第三者の”お墨付き”を得ようとすることもあります。

あれは「やっぱり私が正しいのだ」と思いたいがための行動です。「承認欲を満たせる判断」を求めているのです。

全くその通りである。自分の心の動きを言い当てられて恥ずかしい気分。僕はこんなようなことをずっと繰り返してきたと思う。

結局のところ現実に自分の欲望を重ね合わせていたにすぎない。その欲望から悩みが生まれていたのだ。

 

おわり

読み終えたばかりの本だけど、今ブログを書いていてまた今すぐ読み返そうと思った。それほど僕にとっては重要な本だ。

現実の捉え方次第で世の中の見え方は変わってくるのだと思う。この本を読んでいるときに、僕が大好きなMr.Childrenの「Center Of Universe」という曲を何度も思い出していた。

僕が人生が嫌になったときに聞く曲だ。僕の血肉となっている曲である。この歌で歌われる「すべてはそう 僕の捉え方次第だ」というフレーズ。忘れがちになったときに立ち返る考え方だ。

この『反応しない練習』という本は、その考え方の補強をしてくれるような、一歩先に進めてくれたような、素晴らしい本だった。

 

 

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