コンビニ飯に飽きてしまった男たちの話

僕は仕事でもプライベートでもよくコンビニに行く。コンビニへは、何かを始める前に行くことが多い。

仕事では小腹が減った時のために軽食を前もって買いに。プライベートでも、その日の予定を考えながらとりあえず水とコーヒーを買って、お腹が空いてたら朝ごはん。

僕はコンビニでは食料しか買っていない。食べ物はその時々の気分で2択だ。ご飯系かパン系かである。

ご飯系とは言っても、僕はもうコンビニ弁当を食べることはなくなった。大体の場合が時間をかけずにサッと食べられるものを求めているからだ。

そんなわけでおにぎりかパンか、僕が買うコンビニ食はこれに限られる。

 

これまで、特に考えもなくおにぎりやパンを選んで食べていた。

気分で甘いものが食べたい時はパン系だったり、仕事で疲れそうな時はおにぎりだったり。新商品が出ていると買ってみたり、期間限定で安くなっていると買ってみたり。

たまに、コンビニのおにぎりに含まれる添加物が良くないとか、パンのトランス脂肪酸がどうのこうのとか聞くと一時的に控えるようになったりはする。

でもこの手の話題は定期的に出るものだし、気にしすぎてもハゲるだけだと思って結局またコンビニ飯の世界へ舞い戻ってしまう。便利さには勝てずコンビニを利用する毎日だ。

 

そんな生活を繰り返していて、ある時ふと思った。「僕は本当にこれが食べたいのか?」と。自問自答である。

コンビニのおにぎりやパンはまあそこそこ美味しい。まずくて買ったことを後悔したことなんて記憶にない。

それでも僕が買うものの中に、どうしても食べたいものはないのだ。

 

ただなんとなく選んでいるだけだ。なんとなく見栄えが良かったからとか、品揃えの中で一番マシに見えるものを選んでいたりとか。

毎日のようにコンビニに寄ってコンビニ飯を買っているわりに「ああこれ食べたかったやつ!」と思って買っていることがないのだ。

「ただ、なんとなく。」それだけで飯を選んで何の感動もなく食している。選んでいるときなんか無意識に近いんじゃなかろうか。

そう考えていると、なんだか急に深い後悔に苛まれてしまった。今まで僕はなにをしていたんだろう。

 

まあ、早い話が僕はコンビニ飯に飽きてしまったんである。コンビニ飯の品揃えと味に飽きてしまったのだ。

こうなってくると、今後僕は仕事の合間の軽食に一体何を食べればいいのだろう。

路頭に迷ってしまった。強制労働させられ続けた奴隷が晴れて自由を与えられた暁に、自由になった自分は何をやればいいのか考え込んでしまうことと似ている。

 

軽食をどうするか。これが問題だ。僕は仕事が肉体労働だから食べないわけにはいかない。何か腹には入れておきたい。

昼食をとればいいっちゃあいいのだけど、僕の場合はどうにも昼飯を食べると眠くなったりだるくなって仕事の効率が下がる。なので仕事の日は朝にしっかりと食べて出勤して、そのあとは休憩中に2度くらいに分けて軽食をしたほうが捗るのだ。

 

どうせなら体に良くて安くて美味しくて腹持ちがいいものがいい。

というわけで僕の最終的な答えは「カロリーメイト箱買い」というところに落ち着いた。カロリーメイトは体にいいのだろうし腹持ちはいいはずだ。そして箱買いしてしまえば安い。さらに僕はカロリーメイトチョコレート味が大好きなのだ。まさにベストチョイスである。

ここ一ヶ月くらいはカバンの中にカロリーメイトを忍ばせる生活に切り替わったが、非常に快調な毎日である。コンビニに寄るという無駄な時間も減った。

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先日、もう誰かの結婚式でしか会わなくなってしまった高校時代の友人に久しぶりに会った。その時にこのつまらない話をしたら強く共感してくれた。

そして奇しくも彼も軽食はカロリーメイトに落ち着いたという。僕と同じように、コンビニ飯に飽きてしまった結果だという。まあ気のいいやつだから話を合わせてくれただけかもしれない。

けれども、このようにしてカロリーメイトにたどり着く人は意外にいるのかもしれない。

 

 

 

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