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シンゴジラ批評あれこれ。東浩紀がシンゴジラのラストに見たかったもの。

映画

僕は遅ればせながら見たシンゴジラの熱がまだ冷めない。映画評論家などは何度も見るらしいが、僕はまだ1度しか観ていない。

ただ、1度見ただけでもいろんな評論を読んでいるとまた楽しめるのだ。よくできた映画というのはそういうものだ。

<以下ネタバレ記事です。気にされる方は読まないでください>

 

シンゴジラを批判的に捉える

どこもかしこも大絶賛のシンゴジラ。批評家や映画に一言ある著名人などのほとんどが絶賛している。

なので批判的な意見は少ない。これは賛否両論が巻き起こった初代エヴァンゲリオンの映画を作った庵野秀明の映画としては物足りないと言えるかもしれない。

 

そんな中で、批評家で哲学者の東浩紀がシンゴジラについて喋っている動画を見た。

www.youtube.com

これが面白かったし、シンゴジラ大絶賛の僕も東浩紀言っていることを聞いて「確かにそうかも!」と思った。

 

東浩紀がシンゴジラに求めたもの

皆、「よくできた映画だ」という意見は一致している。やはり映画としてみる価値のある素晴らしいものだということは大前提としてある。

そこにあえて一言、東浩紀が個人的な好みを付け加えているのだが、エヴァを見てきた僕としても納得のいくものだった。

 

東浩紀が見たかったラストは、ゴジラが東京を焼き尽くすものだという。それでいてアメリカから飛んでくるミサイルもATフィールドで跳ね返す的なものがよかったと。

この意見を聞いて僕は、「そうかエヴァ庵野秀明的にはラストはバッドエンドだな」と思った。

 

シンゴジラはヤシオリ作戦が成功し東京で冷温停止する。福島原発に使われた東京消防の放水車で血液凝固剤を注入されたゴジラ

そのまま活動を停止するが、今後東京はゴジラと共存していくという道が残される。

3.11で嫌という程目の当たりにした原発の危険性と共存していかなければならない現在の日本を表している。しかもあの世界ではその原発は東京にあるのだ。

よくできたラストだと思う。見た時は素晴らしいと思った。

 

しかし、今の日本の現実を叩きつけるなら、スクラップアンドビルドを語るなら、ヤシオリ作戦失敗、東京壊滅でよかったと思うのだ。

3.11を経験した日本はそうだと思うから。そしてそのことを忘れてしまっているから。

 

シンゴジラは一番作っちゃいけない作品

ツイッターにそういう指摘がされたものがあったようだ。ツイッターで有名な批評家の方らしい。

togetter.com

シンゴジラは、「日本は技術があるからリーダーさえいればまだ戦える」という風にとれてしまう物語でもある。

つまりちょっと楽観的すぎやしないかということだ。

 

おわり

こういう批評は、一方的に礼賛している風潮のあるシンゴジラ批評にとって非常に需要である。また新たに考えを深めさせてくれるものだ。

 

 

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