齋藤孝「イライラしない本/ネガティブ感情の整理法」共感から始まるイライラの対処法

齋藤孝さんの「イライラしない本 ネガティブ感情の整理法」を読んだ。これはkindle日替わりセールでポチっておいた本だったと思う。

非常に共感するところが多い本だった。

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イライラの種類

この本のサブタイトルには「ネガティブ感情の整理法」とある。第一章は「何が心を乱すのか/イライラの根源」。というわけで、まず最初に自分のイライラがどんなものなのか、整理するところから始まっていた。

まあ人間は本当にいろんなことでイライラする。僕は人よりもイライラしていることが多いのではないかと思う。間違いなくポジティブなタイプの人間ではない。

 

共感することによって

この本の第一章に書かれているイライラのシチュエーションにほとんど同意した。読み進めて共感しているうちに、普段のイライラを思い出すのだけど、「俺だけじゃないんだ」という気持ちで何か心が晴れるような気もした。

ほとんど共感したのだけど、特に共感したものを挙げておこう。

 

  • わが子自慢、ペット写真、リア充アピール
  • 客観的な評価と、自己評価が一致しているか
  • ルール違反にイラっとする/敏感すぎる正義感がもたらすネガティブ感情
  • テンポを乱すものにイラっとする/フローを止められる不快感
  • ポジティブすぎる人にイラっとする/現実を見ない「無神経」の罪

 

 「あーわかるわかる」とか「そうだあああああ」とか心の中で叫びながら読んでいた。

そのイライラをどうするのかということはこの後の章に書いてあるのだが、共感するだけでもイライラは無くなるものだ。

 

ポジティブすぎる人にイラっとする

特に最後のポジティブすぎる人にイラっとするというのは激しく共感した。

自分のミスで周囲を巻き込んでも、「エブリシングオッケー!」「行動したからこその失敗だもの」と我関せず。何を聞いても「大丈夫、なんとかなる」を繰り返し、誰かを怒らせ、傷つけても「自分にはウソをつけない」と自分らしさばかり主張する。

自己啓発本を大量に読み込んだのか知らないが、ポジティブシンキングに固執して現実が見えていない。こんな人は意外にいるものだ。

 

イライラしないためには

自分がイライラするのはどんな時なのか、それはわかった。ではそのイライラをどうすればいいのだろうか

それがこの本を手に取った人の求めるものだと思う。僕はそうだった。

 

しかし、イライラの対処法は割と普通なことだった。「執着を捨てる」とか「紙に書く」とか「自分をコントロールする」とか、こういう本でなくても書かれているような内容ばかりだった。

あとは身体的なもの。体を動かしたり、深呼吸したり、体の方から変えていくというものだ。これは僕も普段から意識している。

できるときは筋トレを、ちょっとした空き時間ならストレッチなどをしている。それだけでも割と心は晴れるものだ。

 

おわり

僕にとっては最初の第一章の「何が心を乱すのか/イライラの根源」で十分な本だった。イライラの種類を読んで共感しているうちにスーッと心が晴れた。

この本のおかげで、自分の中で言語化されたので客観視できて冷静になれたのだろう。

そのあとの章で具体的な対処法が書かれていたが、わりと皆んなやっていることだろうし目新しいものはなかったように思う。

共感するということの大切さを再確認させてくれた本だった。イライラしている人は第一章だけでも読んでみることをお勧めするし、僕もイライラした時はまた読もうと思う。

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