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【ユーロ2016決勝】ポルトガル対フランス。クリスティアーノ・ロナウド監督降臨でポルトガルが悲願の初優勝

約1ヶ月間の熱い戦いがついに終わった。4年に1度開かれるサッカーの欧州ナンバーワンを決める大会ユーロの2016は、ポルトガルの悲願の初優勝にて幕を閉じた。

 

決勝戦前のセレモニー

決勝戦の前にはセレモニーがあった。ユーロの優勝カップ、アンリドロネー杯を持ってピッチに現れたのはシャビ・エルナンデスだった。

シャビは前回大会王者スペインを率いたキャプテンだ。今シーズンからバルサを去ってしまったので見る機会がなかったのだが、久しぶりにシャビを見てなんだか嬉しかった。きっといつかスペイン代表を率いてくれることだろう。

 

ホワイトストライプスの曲

何年か前から、サッカーの応援でホワイトストライプスのセブンネイションアーミーという曲が使われるようになった。

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ホワイトストライプスは僕にとっては洋楽の中ではストロークスとともに自分の青春に刻まれている大好きなバンドである。

試合前のセレモニーではこの曲を吹奏楽団で演奏していた。この曲から始まり何やら有名なDJやらアーティストが会場を盛り上げていた。黒服のバイオリン美女がエロくて素敵だった。

 

フランスとポルトガル

思えばフランスはジダンの時代が終わってからはあまりいいイメージがない。チームワークバラバラでおなじみのフランスといった感じで、強豪国で才能のある選手はいるのにいつもゴタゴタを抱えているという印象だ。

今回もベンゼマバルブエナ問題があり、一抹の不安があった。しかし大会が始まってみると素晴らしい結束力で今までにないようなフランスを見せてくれた。この辺は開催国であるというところとデシャン監督の手腕があったのだろう。

 

対してポルトガルはやはりクリスティアーノ・ロナウドだ。ポルトガル史上最高の選手と言っていいだろう。その選手の最後になるであろう今大会。90分間の勝利は一回しかないもののここまで執念で勝ち上がってきた。

組み合わせの運もよく、決勝もフランスよりも1日休みが多い万全の態勢。ポルトガルにとっては舞台は整った感じだ。

 

さて僕はどちらの国のファンでもない。応援していたのはスペインやクロアチアウェールズだ。

だからどっちが勝ってもどうでもよかったりはするのだけど、決勝はポルトガルを応援しようと思った。試合前のクリスティアーノ・ロナウドの表情を見たらそんな気持ちになった。

僕はそもそもひねくれた人間で、国家斉唱から圧倒的ホーム感を見せつけるフランスを応援する気になれなかったという理由もある。

ただ、今大会やってきたサッカーが好きなのは断然フランスの方だ。この辺りややこしい。

 

クリスティアーノ・ロナウド続行不可

ポルトガルを応援するつもりで見ていた試合だったけど、試合内容を見てやっぱりフランスを応援することにした。

どうも僕にはポルトガルのサッカーは魅力的に映らない。というかフランスのサッカーが面白かった。

そんな風に見ていたら前半の16分にクリスティアーノ・ロナウドが怪我で治療。早くも泣いているように見えたロナウド。「ここでロナウドがいなくなったら…」と誰もが思っただろうが、奴はテーピングをぐるぐる巻きにして帰ってきた。ロナウドの思いを感じたシーンである。

しかしやはり無理だったようで前半24分に担架で運ばれてピッチを去ったロナウド。一足早くロナウドのユーロが終わった。

サポーターからは大きな拍手で送られ、フランスのサポーターも拍手を送っていた。それは感動的でもあり残念でもあり複雑な感情がいろいろ混じった光景だった。

 

ポルトガルペース

さて試合はポルトガルが精神的主柱でもあり攻撃の中心でもあるロナウドを失ったものの、試合内容は崩れなかったのが良かった。

というかむしろその辺から割り切ったようにも見えた。「いやロナウドいないし点取るの無理じゃね、とりあえず我慢じゃね」みたいな感じでダラダラとしたポルトガルペース。まあつまらない試合になってしまったがポルトガルとしてはいい流れを作ることに成功した。

そうして後半になるとやはりポルトガルよりもタイトなスケジュールのフランスに疲れが見えてきた。そんな中でフランス攻勢でもあったが、ポルトガルキーパー、ルイ・パトリシオの素晴らしいセーブがあったり、フランスも決めきれなかったりで延長に入った。

延長に入ったことで優位に立ったのはポルトガルだ。だんだんと疲れが見えてきたのはフランスの方だった。試合内容では勝っていたフランスが90分で決め切れなかったのは大きい。延長に入ったことで感情的に追い詰められていたのはフランスだ。

 

クリスティアーノ・ロナウド監督降臨

延長に入る選手たちに痛々しくテーピングをされた左足を引きずりながらも声をかけて鼓舞するクリスティアーノ・ロナウドの姿があった。

そして延長後半4分に途中交代で入っていたポルトガルのエデルが決勝ゴール。後半に入ってきてからワントップとして収まりが良かったエデル。ここで値千金の決勝ゴールをたたき込んだ。

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このゴールの後には居ても立ってもいられないのだろう。テクニカルエリアまで出てきて気持ちを送るポルトガルキャプテン、ロナウドの姿が見られた。

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ピッチのギリギリのところ、テクニカルエリアに出て指示していいのは一人までと決まっているようだが、一体誰がこのロナウドにそれを言えるだろうか。

ロナウド監督はもう一人の監督フェルナンド・サントス監督とともに必死の指示を送っていた。

 

おわり

こうしてポルトガルの優勝でユーロ2016は幕を閉じた。決勝はサッカーの面白さもあったけど、それよりも何かドラマのようなものを感じた。

初めて3位通過が設定された今大会で、3位通過で90分で結局1勝しかできなかったチームが優勝したというのは感慨深い。

12年前、自国ポルトガル開催で決勝まで進んだユーロ初参戦のロナウド。その時は悔し涙を流した。今回は怪我で涙、そして歓喜で涙を流すこととなった。

 

正直なところ面白いサッカーをしていたのはフランスだったし(決勝は疲れからか個人技に頼りすぎだったけど)、今思えばドイツ対フランスやドイツ対イタリアが事実上の決勝戦だったかなという思いもある。

悶々としたものはあるけど、ユーロ2016はドラマとして記憶に残る大会になった。

 

 

 

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