病院で、長々と待たされていることにキレていたおっさんの話

先日、病院に行ってきた。健康診断で引っかかったからだ。

結局、甲状腺刺激ホルモンとかいうのが正常値よりも高かったのだけど、現状は気にしなくていいらしい。ともかく一安心。

その時、久しぶりに行った病院の受付で、キレているおっさんを見た。

 

確かに長い待ち時間

どうやら、予約していたのにも関わらず長々と待たされていることに腹を立てているようだった。

確かに病院の待ち時間は長い。

病院へ行くと本当に高齢化社会なのだなと素朴に思う。病院は高齢者ばかりだ。なんとなく、全体がぼんやりと灰色に見えた。

高齢者は病院に世話になる機会が多い。そんな高齢者が多い時代なのだ。患者に対して医者の数が足りていないのだろう。僕も健康診断で引っかかって一度診察してから、次の診察まで2ヶ月も待たなければならなかったほどだ。理由は担当医が予約でいっぱいのとのことだった。

 

静寂に響くおっさんボイス

待合スペースは人で埋まっていたが、静かだった。大勢の人がいるけど静寂に包まれた不思議な空間で、1人のおっさんの大きな声が響いていた。

聞く気はないけど、会話の内容はいやでも耳に入ってくる。僕は予約していたけど、待たされることはわかっていたので本を読んでいた。キレたおっさんボイスのせいで素敵な読書体験を邪魔された。気が散ったのだ。

おっさんの主張に対しては、どうやら病院側には正当な理由があるようで、最初は看護師さんが遅れている理由を説明していた。しかし、話を聞く気のないおっさんの態度を見て、途中から平謝りに徹していた。

なかなか不快な空間が出来上がってしまっていた。みんな待っているのだ。そして人が多いのは見ればわかるのだ。みんな同じように不安で診察を受けに来ているのだ。

 

年長者と若者

おっさんは我が強い。おっさんになると自分の意見を押し通すようになる。自分を変えられなくなるのだ。

人に見られているという意識がなくなっていくようだ。それが悪い方に働けば、誰も寄り付きたくないような自己中心的な頑固親父になっていくのだろう。

 

若者であればまだ見られているという意識があるし、さらに、よく見られたいという意識もある。

そう考えると若者の方が慎ましい気がしてくる。おっさんよりも多少はいろんなことに気を使って生きていく必要がある。おっさんほど人生が定まっていないからだ。若者はまだいろんな可能性を残して生きている。悪く言ってしまえば八方美人ってことだけど。

 

おわり

みんな我慢して待っているのだから、おっさんも我慢しろよとは思わない。けれども、静かな院内で不自然に大きいボリュームで話す必要はないと思うのだ。

そういう細かいことに気がつかないのだろうか。頭に血が上ってしまっていたんだろうか。周りに目がいかないおっさん。

腹は立たなかったけど、なんか、げんなりした。

 

 

 

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