経営者に向いてるのはどんな人?/就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法

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就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法という本を読んだ。

この本は10人にインタビュー形式で働き方を問う本だ。10人とも、意識高い系のガツガツした感じでなく、自然体な感じで仕事について語っていた。それが良かった。すんなりと考えが入ってきた。

僕はそもそもフリーターで、ちゃんと就職して働いているわけではないのだが、共感する部分だったり背中を押されるような本だった。

 

地に足のついた意見

これはメールマガジン配信システム「まぐまぐ」開発者の深水英一郎さんの言葉。

生きていくのに必要なお金を稼ぐ、というのが仕事の第一義ですから。自己実現は、その次のステップですよ。

仕事は仕事として、残りの時間で好きなことをやればいいんじゃないでしょうか。
それが別の仕事でもいいし、趣味を極めるのでもいい。

 昨日の天才プログラマー登大遊さんは「好きを仕事として成り立たせる」という考え方だった。それは理想的であるけど極めて難しいことだ。天才の言い分である。>>就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法/天才プログラマー編 - ブログ名はこれから考えます。

なので、深水さんのような、こういう前提のあるまっとうな人の意見を聞きたいのだ。世の中のほとんどの人がこういう前提のもと働いている。

ベンチャー起業家というと、華やかなイメージがなぜかすぐ湧いてしまうが(ホリエモンとか与沢翼とかのせい?)、地に足のついた意見だった。

 

僕は、幸せは、波乱万丈じゃなくて、落ち着いた生活の上にあるんじゃないかと思うから。
そのうえで、できれば本業には「やりがい」が、副業には「生きがい」があるといいですね。

この考え方は素晴らしいと思った。なんとなくそう思っていたのが、整理された気がした。まさにそうなのだ。

平凡な僕にとっては、やりがいと生きがいを兼ね備える仕事に就いて生きていくなんて難しい。それを分けて、自分で整理しておくことは大切なことだ。仕事に何でもかんでも求めるのは大変だ。

 

経営者に向いてるのはどんな人?

この本の10人はタイトルの通り就職をしていない人だ。独立して自由に仕事をしている10人だ。その中でも2ちゃんねるの西村ひろゆきさんが、経営者に向いている人はどんな人なのか語った。

その製品やサービスが、自分の「作品」じゃなくて、「商品」だってあきらめられる人じゃないかな。もちろん、商品としての最低限のクオリティは保ったうえでね。
でも、商品を100点満点の芸術作品にする必要はない。

 経営者というか、仕事ができる人の本質の部分でもある思う。ある期限までに成果物を提出することに対して、現実とうまく折り合いをつけられる人ということだ。

現実の仕事では、その時々によって時間がなかったりミスがあったりと、スムーズに成果物が完成しなかったりする。そこでこだわり続けて期限を過ぎてしまうのか、ある一定のラインを見極めた上でクオリティを下げて期限に間に合うよう完成させるのかというのは、大きな分かれ目である。

 

理想をうまい形であきらめられる人が経営者に向いているのだろう。「作品」は個人のこだわり、「商品」は需要者のためのもの、どちらがビジネスとして成り立たせやすいかというわけだ。

その上で、自分の性格によって向き不向きがあるという。それを早めにわかっておくほうがいいと西村さんは語っていた。

 

 

最後に

5年前の微妙に古い本だけど、読んでよかったと思う。ここで取り上げた他にも、茶道や仏教などの方面でインターネットをうまく使って仕事をしている人の話も読めて面白かった。

ちゃんと普通に就職して働いている人からしたら「当たり前のことだよ」と、物足りない内容かもしれない。僕にとっては、仕事についての考え方を整理できるいい本だった。

 

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