5年ぶりのM-1グランプリはどうだった?

個人的にはなんとなく、M-1は2007年のサンドウィッチマンまでかなあと思う。それ以降は一応見るという感じで、楽しみに待機するようなものではなくなった。とはいえ欠かさず見ていた番組だ。

歴代王者で好きなのは、中川家チュートリアルブラックマヨネーズだ。特に初代王者の中川家は面白かった。怒りツッコミが最高だった。漫才って面白いんだなと改めて感じた記憶がある。

M-1のネタで一番好きなのは、笑い飯の「奈良県立歴史博物館」だ。あれは衝撃的だった。笑い飯は衝撃的な登場から、面白いのにスロースターターで行ききらなかったり、ネタ以外でのトークで笑いとったり、最後の大会では優勝するなど、M-1の歴史そのものであるような感じもある。


今回のM-1は歴代チャンピオンが審査員だったのだけど、アンタッチャブルがいなかった。ザキヤマは審査員ってキャラじゃないし、審査員をやることでマイナスイメージにさえなりそう。となると柴田だけど、まだ謹慎から明けて早いということなのかなあ。

 

ファーストステージ

  • メイプル超合金

なんかキワモノがきたなと。見たことがない芸人を見れるのはM-1の醍醐味だ。画で見るとデブに目が行きがちだが、赤い人が絶妙に気持ち悪かった。今までにない気持ち悪さに笑ってしまった。

 

  • 馬鹿よ貴方は

キワモノ続き。あまり見る機会はないが、僕は好きな芸人だ。めちゃくちゃ笑った。決勝まで残って欲しいなと思った。

残念ながら、今大会初の脱落者に。去り際が面白かった。脱落決定直後に司会の今田耕司に振られ、平井“ファラオ”光「やっとM-1らしくなってきましたね。」

こういうキワモノ、番組内では「やべー奴」と呼ばれるコンビが5、6番目のダレてきた頃に出ると爆発したかもしれない。

 

コントにもなる漫才。「こんなことあったんですよーじゃあやってみようか」のやつ。しっかりした漫才として審査員に高評価だったけど、僕はそこまでだった。キワモノに続いて暫定一位に。

 

  • 和牛

青のスーツの人が達者すぎて笑う。いいネタ。毒吐き加減が大好きだった。論理的には間違ってないことをコミカルに演じる。個人的には一位だ。面白かった。

 

こういうネタは理解できてから、どう持続するかだと思うけど、飽きずに面白かった。最高得点を記録、ぶっちぎりの感があった。

 

落ち着いて見られる。ツッコミワードがいちいち面白かった。2人の面白いやり取り、漫才の真骨頂だ。

 

  • ハライチ

澤部が面白すぎる。もう片方がちょいちょい噛むのが気になって心配になった。

 

懐かしい感じがするコンビ。前に見たときはしつこくて嫌いだったけど、なんか丁度よくなっていた。

 

敗者復活枠。視聴者に選ばれたようだ。敗者復活ネタは見てないけど、名前だけだと学天即、東京ダイナマイトとろサーモンが見たかった。

選ばれたトレンディエンジェルは外で待っていて急に本番という難しい立場だった。ベタにやる人たちだけど、聞き取りづらかったのがもったいなかった。勢いで決勝へ。

 

 

決勝

安定しているけど、爆発はしなかったようだ。終わった時には優勝はないなと思った。決勝一発目というのもあるかもしれない。

 

勢いがそのままだった。

 

同じ形のネタで来たかーと、まあいいけどちょっと残念だなと思った。爆発があったし、1本目も含めるとまあ優勝なんだろうなとすぐに思った。

 

 

優勝はトレンディエンジェル

ぶっちぎりの優勝ではないけど、相対的な優勝という感じでジャルジャルなのかなと思っていた。なのでトレンディエンジェルの優勝は意外だった。会場の雰囲気はすごかったんだろうか。

 

 

5年ぶりのM-1はどうだった?

個別にその都度点数をつけるのは盛り上がるのだけど、ファーストステージ9組を全部見てから3組とか4組に絞って決勝でもいいような気がした。

ファーストステージではネタが単純に面白いコンビと、次ももう一本見たいと思うコンビというのは少しだけ違う。

一本のネタはジャルジャルが良かった。まだ次を見たいと思ったのは和牛。キワモノ系は一本でお腹いっぱいになる。だけど、決勝に1組は何やるかわからないようなキワモノが欲しいなと思ったりした。


生放送で見ると臨場感が面白さを倍増させる。集中してみるからだ。休みじゃなかったら録画して見ただろうけど、そうした時と感じ方は違うだろうなと思った。


審査員が歴代王者というのは話題性があるが、貫禄がなかったので、M-1という大会の重みがぐんと下がった印象があった。審査員のコメントにあまり緊張感がなかった。中川家の礼二がいやに審査員らしくて、それはそれで面白かったけど。

あの大御所の審査員のガチ感がM-1という番組の異質さを生んでいたんだろうな。テレビっぽい見やすさをあまり重視しない感じのあの緊張感が懐かしい。

普通のテレビ番組に近づいてしまったような気がしたから、「THE MANZAI」との差別化はできるのかなあと素朴に思う。まあ僕は「THE MANZAI」は見ていないのでわからないけど。

今回の2015年大会は、10年あったM-1の歴史の中では少し霞んでしまう気がする。

 

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