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仕事にありつくのはみんないい人。昔に聞いた役者の話と「ボクらの時代」

日曜の朝にやっている「ボクらの時代」を見た。昨日のクラシコの興奮冷めやらず、そのままテレビをつけっぱなしにしていたらやっていて、おもしろかった。

 

ボクらの時代 - フジテレビ

時代を彩る超一流の3人が自由気ままにトークする!MCもなし台本もなし…「語り」の面白さを存分に楽しむトークドキュメンタリー

今回は映画監督による鼎談。紀里谷和明さん、岩井俊二さん、園子温さんの3人だ。

 

仕事にありつくのはみんないい人

まず話題は日本の映画界の常識について。日本の映画の現場では、技術スタッフとの衝突が絶えないらしい。岩井さんは、言うことを聞いてくれない技術スタッフの胸ぐらを掴んで怒鳴ることもあったという。

これが「Love Letter」の時までそうだったという。あんな優しい映画なのになあと驚きの逸話だった。

その日本の現状に桐谷さんは驚いていて、海外の技術スタッフはみんな監督の言うことを聞いてくれると言っていた。

向こう(海外)でやってて思うけど、みんないい人。技術があるのは当たり前。その上で人と仲良くできないと次から呼んでもらえないから、みんな必死になって優しくしようとする。」とさらっと言っていた。これには、その後に海外でも映画を撮ったことのある岩井さんも同意しているようだった。

よく言われる海外は実力社会というのが、わかったようなわからなくなるような話だなと思った。ただ、これでわかるのが、まず技術ありきであることを大前提としているのが海外だということだろう。

 

競争のシビアさが違う

園子温さんが海外で役者のオーディションを経験した話をしていた。海外の役者は園監督のこれまでの映画を全て見て、下調べをしてからオーディションに来ているらしい。あまり流通していない昔の8ミリ映画すらもどうやったら見れるんだと、監督に聞いてくるような熱心さだったという。

その点日本でのオーディションでは、ほぼみんな園監督の作品も見ていないし、原作すら読んでこないという。

それについて桐谷さんは「競争のシビアさが違う。」と言い、園さんも「日本はちょっとヤバいかもしれない。」と言っていた。

 

10年前に聞いた話

今回の「ボクらの時代」を見ていて、僕が10年くらい前にとある業界人から聞いた話を思い出した。それはたしかテレビドラマ制作での話だったと思うのだが正確には覚えていない。ともかくその当時売れてる役者の話をしていた。その流れで、役者はどういう人がよく使われるのかという話になった。

その人が言うには、「男は性格がいい人、女はお茶汲みができる人」が選ばれると言っていた。

その人は直接的に制作に関わっている人ではなかったので、本当かどうかはわからない。言われた当時は都市伝説的な気がしたし、あまりピンときてなかった。だけど今考えてみると、そういう事実もあると思う。

人が人を使って仕事をするのだから、人間性は選ばれる一つの要素にはなるだろう。当たり前の話だ。

それがしがらみになっていくのか、大前提として技術があるのか、それが重要だ。

 

 

鬼に金棒を目指す世界

今回の「ボクらの時代」と10年前に聞いた話を思い返してみた。
海外は、人間性はもちろん大事なのだけど、技術を当たり前として、その技術を持っている人がさらに別の方向の努力もしている世界なのだなあと思った。

技術があって人もいいってまさに鬼に金棒であるしとても大変かことだと思うけど、そこを目指しているかどうかというだけでも大きな差になるだろう。

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