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高野秀行『異国トーキョー漂流記』でハッピーエンドの悲しみを噛みしめる。

高野秀行の『異国トーキョー漂流記』を読んだ。僕は高野秀行の本は2冊目だ。テレビ番組の「クレイジージャーニー」の出演で最近知ったばかりだが、大好きな作家だ。 高野秀行『異国トーキョー漂流記』 高野秀行は世界を旅しているノンフィクション作家であり…

西原理恵子『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』は真面目な日本人必読の書

「日本人は真面目だから」とたまに耳にする。そこには凝り固まった考えで柔軟性のない典型的な日本人を揶揄する意味が含まれている。そんな日本人と自分は違う、と僕自身は思っているけど、実は僕も普通の真面目な柔軟性のない日本人だったかもしれない。 西…

アルピニスト野口健が一芸入試で大学に合格した方法がすごい

大学では通常の学力テストではなく面接で入学者を選抜する方法がある。一芸入試とかAO入試とか呼ばれているものだ。一芸入試では受験者の特技や熱意がその合格基準となる。 昨日このブログで紹介した山田ズーニーの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』とい…

山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』/正論はなぜ人に伝わらないのか

普段のゆるい感じの人とのコミュニケーションを円滑にするための方法が書いてある、コミュ障向けの本かと思ってポチっておいた本なのだが、内容は違っていた。 山田ズーニーという人の『あなたの話はなぜ「通じない」のか』という本には、実社会の業務で役に…

長嶋有『ジャージの二人』/軽井沢の山荘で父と子で過ごす人生の夏休み

「高温多湿の日本で夏に働くなんて馬鹿のやることだよ」と主人公の父は言い切る。僕はこのセリフが大好きだ。僕も夏はそうやって過ごしたい。 上のセリフは長嶋有の『ジャージの二人』という小説に出てくる。これは10年前くらいの小説だ。僕は一時期、長嶋有…

【ネタバレなし感想】又吉直樹の芥川賞受賞作『火花』が文庫化。芸人たちの泣き笑いの物語。

いつか読むだろうなと思っていた芸人の又吉直樹の芥川賞受賞小説『火花』。映像化されたNetflix版のドラマがNHKで放送が始まったのが先々週。その第一話を見た。すごくよかった。「これは先に小説で読んでおかなければならないな」と思った。 なぜ先に小説を…

『涼宮ハルヒの憂鬱』に感じたアニメオタクのライン【ライトノベル】

『涼宮ハルヒの憂鬱』という本を読んだ。もはやこのブログで紹介しているほとんどの本がそうなのだが、kindle日替わりセールで激安になっていたのをポチっておいた本である。 最初はポチるか迷ったのだが、社会現象を起こしたアニメの原作であるらしいし、SF…

【アメトーーク】読書芸人でカズレーザーが紹介していた文字のない絵本『アライバル』を読んでみた

ショーン・タンというオーストラリアの絵本作家の『アライバル』という絵本を読んだ。 僕はアメトーークの読書芸人でカズレーザーが紹介していたので知った本だ。 読書芸人で紹介されていた本は、どの本も面白そうでどれも読みたくなったのだけど、中でも『…

【クレイジージャーニー】高野秀行『ワセダ三畳青春記』は30代フリーターの心に刺さる一冊

高野秀行の『ワセダ三畳青春記』という本を読んだ。この本は30代に入って大人になっているのにもかかわらずちゃらんぽらんに生きている僕にとってはかなり心に響き、強く共感する本だった。 ワセダ三畳青春記 三畳一間、家賃月1万2千円。ワセダのぼろアパー…

無料公開で話題のキンコン西野の絵本『えんとつ街のプペル』を読んできた

今日僕の目に飛び込んできたニュースはこれ headlines.yahoo.co.jp 「芸人なのに絵本なんて描いちゃって」でお馴染みのキングコング西野亮廣氏のクラウドファンディング絵本『えんとつ街のプペル』が、ネットで無料公開されたというニュースだ。 無料公開の…

梅原大吾『1日ひとつだけ、強くなる。』/プロゲーマーが実践している腹を立てない方法

世界一のプロゲーマー梅原大吾の『1日ひとつだけ、強くなる。世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀』という本を読んだ。 ゲームをしない僕も、最近になってプロゲーマーという職業が存在するというのはなんとなく認識していた。 ゲームで稼ぐってにわか…

人間の欲は三大欲求ではなくて”七つの欲求”に分けられる。この欲を整理して考える

人間には3つの欲求がある。食欲、性欲、睡眠欲だ。三大欲求と言われている。 しかし、普通に暮らしていて、自分の欲望はこの3つに収まらないものもあるなと感じる。人間の欲望はもう少し複雑なのだ。 七つの欲求 僕は今、『反応しない練習 あらゆる悩みが消…

草薙龍瞬『反応しない練習』 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

草薙龍瞬というお坊さんが書いた本を読んだ。『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』という本だ。 kindleセールで安くなっていたのでとりあえずポチっておいた本だったが、これがとてつもなくいい本だった。 ブッダの合…

「年収90万円で東京でハッピーライフ」の著者、大原扁理さんのインタビューが面白かった件。

今日、こんな記事を読んだ。 news.mynavi.jp 30代の若さで「東京で隠居」という生き方をしている人へのインタビュー記事だ。 僕もこの人と考え方は似ているし、この人と近い生活をしている。こんな人がもっと増えてもいいのになと思った。 月収6万でも東京で…

村上龍「超電導ナイトクラブ」感想。変態たちが織り成す支離滅裂な夜。

村上龍の「超電導ナイトクラブ」という小説を読んだ。僕にとって久しぶりのフィクション。それでいて500ページ近い長編。 あまり理解できず何が何だかわからない小説だったのだけど、「なんじゃこりゃあああ」と思いながらも、すんなり読み終えてしまった。 …

齋藤孝「イライラしない本/ネガティブ感情の整理法」共感から始まるイライラの対処法

齋藤孝さんの「イライラしない本 ネガティブ感情の整理法」を読んだ。これはkindle日替わりセールでポチっておいた本だったと思う。 非常に共感するところが多い本だった。 イライラの種類 この本のサブタイトルには「ネガティブ感情の整理法」とある。第一…

【Kindle日替わりセール】セールの戦利品がどんどん溜まっていく問題

皆さんは毎日欠かさず見るサイトはあるだろうか? 僕はある。毎日更新を心がけているこのはてなブログがそうだ。それともう一つ「Kindle日替わりセール」のページだ。 Kindle日替わりセール kindle日替わりセールというのは、Amazonが電子書籍(Kindle本)を…

岸見一郎「アドラー心理学入門」読了。「ほめる」ことの違和感について

岸見一郎さんの「アドラー心理学入門」を読んだ。岸見一郎さんは大ベストセラー「嫌われる勇気」も書いている心理学者である。 「アドラー心理学入門」はアドラー関連の本を初めて読む僕にとってはタイトルの通り入門編として非常に分かりやすい内容の本だっ…

部屋を考える会「部屋を活かせば人生が変わる」読了。大切なのは掃除しやすい部屋作り。

「部屋を活かせば人生が変わる」という本を読んだ。「人生が変わる」だなんて大げさだし自己啓発本のようでちょっと恥ずかしいのだけど、この本の主張に納得したので読んでみた。 この本の主張 この本は「人生がうまくいく人とうまくいかない人を分けている…

藤沢周「オレンジ・アンド・タール」読了。社会に適合できる人たちへの違和感。

藤沢周の「オレンジ・アンド・タール」を読んだ。この本はオードリーの若林が好きな本として、テレビか何かで紹介していたことで知った。そして、それとは違うところで、巻末のオードリー若林の解説が素晴らしいと評されていたので興味を持った本だ。 この物…

矢沢永吉「成りあがり」読了。音楽で、人生で成功するために必要なこと

矢沢永吉の「成りあがり」を読んだ。この本は、現在66歳でバリバリとロックミュージシャンをやっている矢沢永吉が、キャロルを経てソロデビューした28歳の時期に書かれた本だ。 貧乏な家庭に生まれてから、成りあがった28歳までを赤裸々に語っている。 まず…

自分の身長に合った机とイスの高さを教えてくれるサイトを発見。「部屋を活かせば人生が変わる」のかもしれない

最近部屋の模様替えをしようと思っている。きっかけは「部屋を活かせば人生が変わる」という「もしドラ」作者の岩崎夏海さんの本。まだ読み途中なのだけど、なるほどそうかと膝を打つ内容の良著だ。 この本に影響されて、ここのところ少しずつ部屋を掃除して…

ダウンタウンをやっつけろ。クイックジャパンの和やかなインタビューで見えた、松本人志と浜田雅功の本心。

僕はダウンタウンが好きだ。毎週日曜のガキの使いは、もう何年も欠かさず見ている。 ダウンタウンは2012年にコンビ結成30周年を迎えたようだ。2012年当時、30周年の特集を組んだ雑誌「Quick Japan」を読んだ。 「ダウンタウンをやっつけろ。」Quick Japan Vo…

満たさず絶やさずリピートさせる/「指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術」

堀江貴文、斎藤由多加「指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術」という本を読んだ。僕はキャバクラは人に連れられて2〜3回、クラブは一度も行ったことがない。そもそも、キャバクラとクラブの違いも分かっていなかったけど、とても面白…

諦めから始まる前向きな姿勢/中島義道「働くことがイヤな人のための本」

僕は、なんの疑問もなく、好きでもない職業にすんなりと就き、そこで人生の大半を過ごす人の意味がわからない。 中島義道著、「働くことがイヤな人のための本」は、まさにタイトルの通り、働くことがイヤな人のための本なんである。僕のための本である。 た…

経営者に向いてるのはどんな人?/就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法

就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法という本を読んだ。 この本は10人にインタビュー形式で働き方を問う本だ。10人とも、意識高い系のガツガツした感じでなく、自然体な感じで仕事について語っていた。それが良かった。すんなりと考え…

就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法/天才プログラマー編

就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法という本を読んだ。ネットの世界は移り変わりが激しい。それゆえちょっと古いなとも感じる本(2010年)なのだけど、参考になる考えが多々あった。 この本は、起業したり、独立したりして「就職しな…

尾原和啓の「プラットフォーム」読了。GoogleとAppleの違いと楽天の可能性。

尾原和啓さんの「ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?」を読んだ。こういうのも読んだほうがいいのかなと思って、軽い気持ちでポチっていたのだが、とても面白い本だった。 いろいろとタメになる話が多かった。この本ではGoogleやAppleやf…

勝間和代の「専門家はウソをつく」を読んで、株はやってはいけないと思った。

勝間和代の「専門家はウソをつく」を読んだ。ショッキングなタイトルではあるのだけど、つまりは「専門家の意見に振り回されてはいけないよ」と言っている。それはなぜなのか、著者の実体験なども踏まえて書いてあった。 そもそも勝間和代が専門家だと思うの…