【土曜The NIGHT】茂木健一郎×村本大輔。批評性のある笑いがないのは日本の環境の問題?

脳科学者の茂木健一郎さんの「日本のお笑い芸人は終わっている」という発言があったのが1週間ほど前。この発言については爆笑問題がラジオで反論するなど波紋を広げている。

茂木さんの発言は、日本の笑いと海外の笑い、引いてはテレビの仕組みなどなど色々と考えるきっかけになった。

 

ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT

先週の土曜、AbemaTVの「ウーマン村本の土曜The NIGHT」では渦中の茂木さんがゲスト。タイムリーな話題をすぐさま扱っていた。ネットテレビだからこそできるスピード感だ。鉄は熱いうちに打てである。

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番組は2時間。結構長い。長い議論の中で茂木さんと村本さんの意見がぶつかり合うことはそれほどなかった。

僕がざっくり見てみたところ、このお笑い議論は日本という環境の問題なのだなと感じた。

 

日本という環境の問題

茂木さんの主張は「日本のお笑い芸人のスキルはすごいのだから、海外のスタンダップコメディのような政治や差別なども取り込む批評性のある笑いもやるべき」というもの。

この主張に対し、下積みからコツコツとお笑いの世界を見てきた村本さんからすると「政治や差別をネタにする芸人は存在する」とのこと。しかしそれは小さな劇場レベルの笑いであって、テレビには出てこれないのだとか。観覧のほとんどが若い女性であるテレビのお笑い番組では受け入れられないタイプの笑いなのだ。

 

まあ普通にそうだよなと思う。芸人は何としてでも売れたいだろう。人前で、劇場で、ネタ見せで、たくさん作ったネタを披露していき、より受ける方へとシフトして行くだろう。その過程で批評性がある笑いが残って行くとは到底思えない。

芸人達は、まず自分たちが作り上げた笑いを披露していき、その中で客にうけた笑いを抽出していってそれを元にその方向で笑いを作って行くのだと思う。客のニーズに応えていくわけである。とすると、日本に批評性のある笑いがないのは客が求めていないから、すなわち日本人のお笑い好き達の問題ということになる。

 

ただ、かつてのダウンタウンがそうであったように、芸人が客を育ててもいいのではないかとも思う。「こういうのが面白いんだよ」と自信満々にやりきる人たちがいてもいいのではないかと思う。政治ネタなどをちゃんとした面白い笑いに昇華する人たちが、新しい市場を作ってもいいはずなのだ。

それはすなわち大人向けの笑いである。大人になると否が応でも政治に興味を持つようになる。生活していると切実な問題としてどうしても視野に入ってくる。とはいえ、日本社会は政治や宗教の話はタブーだったりする。本当に仲のいい人とは喋れるけど、日常会話としてはなかなか難しい。こういう空気を打破するのは笑いしかないだろう。

 

最近のテレビは生活に役に立つ情報番組とか健康番組が増えてきていると思う。そういう番組が視聴率を取るのだろう。そいういう番組を見ているのは大人のはずだ。ということは大人向けの笑いもニーズがあるはずなのだ。

 

 

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【クレイジージャーニー】ジャーニーたちのその後を大追跡。久しぶりの出演者も!

先週の『クレイジージャーニー』は「ジャーニーたちのその後を大追跡」と題して、これまで出演したジャーニーたちのその後の活動の報告があった。一度しか出演していないジャーニーたちの報告もあって、結構楽しめた。

 

ジャーニーたちのその後を大追跡

合間にダイジェストも含めたジャーニーたちの現在の活動報告。中でも僕が気になったジャーニーたちの現在をレポート。

 

ヨシダナギが「次代を創る100人」に選出

アフリカの少数民族を愛する写真家のヨシダナギが、日経ビジネスがやっている「次代を創る100人」に選出されたのだとか。これは日経ビジネスが毎年やっているものらしい。ヨシダは今年の2017年度版に選出された。

この100人、他には孫正義小池百合子ドナルド・トランプなどが選ばれている。なんかすごいところに選ばれたようだ。

 

かくれキリシタン村上さんがスコセッシ監督と対面

こちらはオカルト研究家の吉田悠軌が取材した隠れキリシタンの放送回から。吉田はリーダーの村上さんという方を取材。

かくれキリシタンは、キリスト教が弾圧された時代から脈々と受け継がれ、次第に隠す事自体をを教義とした宗教に変貌して行ったのだとか。この回はとてもアカデミックな報道だった。

このかくれキリシタンのリーダーの村上さんが、キリシタン弾圧をテーマにした映画『沈黙』のプロモーションで来日したマーティン・スコセッシ監督と対面。試写会なのだろう、公の場でコメントもしていた。

 

全米No. 1のサーカスが146年の歴史に幕

全米No. 1のサーカス「リングリング」で唯一の日本人として活躍するクラウンの岩佐麻里子。彼女が参加しているサーカスがその長い歴史に幕を降ろすのだとか。

公演終了の理由は、動物愛護団体などから批判が高まってきており、アジアゾウによるショーをやめたところチケットの売り上げが落ち込み運営が難しくなってしまったのだとか。

『クレイジージャーニー』には一度だけの出演だったが、岩佐の出演回はよく覚えている。アメリカ大陸を動物も乗せた巨大なサーカストレインで移動していく様が昔ながらのような感じで好きだった。規模が大きすぎて、さすがはアメリカという感じだった。

このサーカスの終了はとても残念なニュースである。終わる理由も悲しい。

 

コマンド・ベルメーリョが暴動に関与

ブラジルのファベーラというスラム街に住む写真家の伊藤大輔。彼が撮影したギャングのコマンド・ベルメーリョというグループが、ブラジルの刑務所内での暴動に関与していたというニュースがあったらしい。

この暴動というのはギャングの抗争であるらしい。場所が刑務所というのが信じられない。60名を超える死傷者と100名を超える脱走者が出ているのだとか。

ブラジル、ちょっと怖すぎる。伊藤は12年住んだブラジルを離れ、現在は日本で暮らしているらしい。

 

沢登り宮城がピオレドール・アジアを受賞

沢登りというのは、沢と呼ばれる細い川や短い川をつたって山頂を目指すというスタイルの登山である。この沢登りの宮城公博が、登山界のアカデミー賞であるピオレドールのアジア版を受賞したのだとか。

彼の出演は比較的最近だ。よく覚えている。物静かで飄々とクレイジーな事を喋る本当にクレイジーなタイプの人だった。彼はこの賞の授賞式には欠席。理由は授賞式会場の韓国が遠いからだそう。「韓国近いじゃん」とMC陣から総ツッコミを受けていた。

 

おわり

久しぶりに見るジャーニーたちの近況報告はなかなか興味深かった。逆に頻繁にクレイジージャーニーに出演している奇怪遺産フォトグラファーの佐藤や危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスの近況の情報は薄かった。濃密な内容と常連の薄い近況でバランスのとれたいい放送回だったと思う。